第 1 章
JRun タグ ライブラリの概要

JRun タグ ライブラリは、JavaServer Pages 1.1 (JSP) タグ拡張 API を基準にして JavaServer Pages (JSP) カスタム タグをまとめたものです。これらのタグは次のカテゴリの機能を提供します。

JRun タグ ライブラリを使用すると、関連する API のすべてを理解していなくても、データ クエリ、トランザクション、非同期メッセージ送受信、電子メール処理、および XML/XSL データ処理が実行できます。JRun タグでは、JSP と最先端の J2EE 技術をシームレスに統合します。

本書では、各 JRun タグの理解に役立つ簡単な例を示します。JRun 管理コンソール (JMC) ホーム ページからアクセスできる JRun デモ アプリケーションでは、詳細なタグの例が提供されます。リンクをクリックして各例のソース コードを表示することもできます。

JRun タグの中には、javax.sql.RowSet インターフェイスを実装するオブジェクトを返すものがあり、それにより java.sql.ResultSet が拡張されます。RowSet 実装は切断されて読み取り専用になるため、メソッドを呼び出してデータベースへの接続や書き込みを行うことはできません。JRun sqlstoredprocgetmsggetmail、および jndi タグを使用する前に、javax.sql.RowSet および java.sql.ResultSet について把握しておくことをお勧めします。詳細については、次の URL にある JDBC API のマニュアルを参照してください。