このバグは、UNIX プラットフォームには適用されません。
バグ 22060 (SP2a) - Microsoft JView 4.0 を Java Virtual Machine (JVM) と使用しているとき、JRun サーバは起動せず、次のようなエラーを返していました。
"Invalid command line switch: -Djrun.rootdir=c:\jrun301"
ここで c:\jrun301 は、JRun ルート ディレクトリです。JRun のプログラムは、起動に -D 構文が必要ありません。
バグ 22137 (SP2a) - スタティック コンテントは、Windows NT/2000 上での JRun の一部の仕様では、正常に表示されないことがありました。これは、HTTP 1.1 キャッシュに関する問題のためです。スタティックなファイル (画像、HTML ファイル、スタイル シートなど) は、サーバがそのコンテントがキャッシュに保管されたと見なしていたため、クライアントに送信されていませんでした。場合によっては、サーバが 500 ("内部サーバ エラー") コードを返すこともありました。要求するクライアントのロケール設定および JRun サーバがインターナショナル (US 以外) のときにこのバグが発生していました。このバグは、クライアントのロケールまたはサーバのロケール (またはその両方) が US に設定されているときに発生しませんでした。このエラーは、ユーザが JMC にログインしたときにも見られました。画像が表示されず、テキストのフォントが正しいスタイルで表示されませんでした。
バグ 16209 - ルックアップ後の EJBObject の標準キャストに加えて、PortableRemoteObject.narrow() メソッドがサポートされるようになりました。javax.rmi.RMIPortableRemoteObject クラスは、元々 JRun ではサポートされていませんでした。
バグ 17255 - Solaris バージョンのインストール時に JRun の製品登録ができませんでした。
バグ 17693 - deploy.properties ファイルがすでにある場合、JMC の [Enterprise JavaBeans の公開] パネルで、EJB が正しく配置されませんでした。deploy.properties ファイルに EJB jars への参照が追加されていませんでした。
バグ 17724 - Request.getInputStream() メソッドで POST データの読み取りにサーブレットを使用し、データの読み取り後にストリームを閉じた場合、そのサーブレットは OutputStream に書き込むことができませんでした。socket 接続が閉じられる過程だったためです。
バグ 17753 - Request.getRealPath() を使用しても、ディレクトリ ルート ("/") の実際のパスを入手できませんでした。default-app.use-webserver-root プロパティを true に設定 (JRun サーバの local.properties ファイルにおけるデフォルト) すると、getRealPath はデフォルト アプリケーションのルート ディレクトリではなく、Web サーバのルート ディレクトリを返していました。この問題を回避するには、local.properties で、default-app.use-webserver-root プロパティを false に設定します。
バグ 17863 - JRun サーバのシャットダウン時に、セッション情報が正しく記録されていませんでした。JMC の [Web アプリケーション セッション] パネルの [セッション パーシスタンス エンジンの使用] フィールドが true に設定されていてもこの問題が発生しました。現在、ユーザがアクティブである状態で JRun をシャットダウンしても、ファイルにセッション情報が書き込まれます。ユーザがブラウザを開いている限り、JRun が再起動されるときに元の値が回復されます。フィールドが false に設定されている場合には、すべてのセッション情報が失われます。
バグ 18073 - 適切な警告を含む 文字列がテキストファイル (resource.bundle) になかったため、警告メッセージがログに記録されない場合がありました。その結果、Ejipt が警告をログに記録するはずが、java.util.PropertyResourceBundle によって例外が返されていました。
バグ 18451 - <jsp:plugin> を使用してアプレットを呼び出すときに、値が数式の場合、JRun がパラメータ値を渡していませんでした。
バグ 18690 - Microsoft Internet Information Server への接続を通して、アプレットからサーブレットにアクセスするとき、HTTP からの返答がありませんでした。
バグ 18724 - FORM 認証に問題がありました。<form-error-page> 要素の JSP ページを使用すると無限ループ (最終的にスタック オーバーフローのために JRun がクラッシュする) が発生していました。
バグ 18751 - BufferedOutputStream を使用してサーブレットにデータを送信し、BufferedReader を通してサーブレットのデータを受信で失敗し、データが返されない場合がありました。
バグ 18794 - リンクを何度もクリックすることによって JSP デバッガがハングしていました。
バグ 18818 - 99 番目の反復後、EJB sample6c により java.lang.ClassNotFoundException: allaire.ejipt.ejbeans.QueueKeyth エラーが発生しました。
バグ 19005 - String.getBytes() メソッドが正しく動作していませんでした。場合により、StringIndexOutOfBoundsException が起きることがありました。
バグ 19072 - HEAD 要求 (GET の場合) により、意図する値 (body のサイズ) の代わりに 0 の Content-Length が返されていました。詳細は、HTTP 1.0 RFC の section 10.4 を参照してください。
バグ 19102 - インストール中に Sun の 1.1.8 JRE (JDK ではない)が選択された場合、JRun サーバが開始しませんでした。"プロセスを開始できませんでした。" というエラーメッセージが返される場合がありました。
バグ 19324 - <server-name> -err.log ファイルに記録される JRun バージョン番号が、JMC の「ようこそ」パネルに記載されている番号に一致していませんでした。
バグ 19772 - Web アプリケーションの認証が、非ブラウザのクライアント (たとえば、スタンドアロンの Java アプリケーションからのアクセスなど) では機能していませんでした。
バグ 19835 - SP1 では、仮想マッピングが正常に機能していませんでした。たとえば、local.properties で /MyTop={jrun.rootdir}/servers/default/default-app/Top.html と設定し、それから URL http://localhost:8100/MyTop を要求すると、"404 Not Found" エラーが返されていました。
バグ 19865 - JRun Java コマンド ライン起動の長さが長すぎました。
バグ 19937 - 接続された JRun サーバがダウンしているときに Web サーバのスタティックな HTML ファイルを要求すると、エラー メッセージ "Could not connect to JRun Server" が表示されました。JRun で Web サーバの文書へのアクセスを制御しないのが正常な動作です。
バグ 19942 - セキュリティの制約がログイン形式 (/* など)で配置された場合、無限ループになることがありました。この問題が発生したのは、ログイン形式が JRun JSP ページの場合で、スタティックな HTML ページの場合には発生しませんでした。
バグ 19967 - JRun では、HTTP ヘッダの Last-Modified フィールドに値が入力されていませんでした。この結果、Web ブラウザは、キャッシュされたページを使用する変わりに、変更の加えられていないページを再要求していました。このバグの修正により、キャッシュされたページのパフォーマンスが向上します。
バグ 19987 - JRun コネクタ ウィザードでは、Windows プラットフォームでの Apache 1.3.14 を使用の場合、LoadModule が正常に作成されていませんでした。コネクタ ウィザードでは、Apache 1.3.9 で動作するモジュールへのパス情報にバックスラッシュを使用していましたが、Apache が最近のバージョンでフォワードスラッシュに変更したためです。Apache をバックスラッシュで起動すると、"Syntax error on Line xxx...cannot load" というエラー メッセージが表示されていました。JRun では、現在、LoadModule ステートメントに正しいタイプのスラッシュを書き込みます。
バグ 20082 - FORM ベースの認証を使用すると、要求クエリ文字列は、ターゲットとなるサーブレットに渡されませんでした。
バグ 20141 - JMS への接続がタイムアウトになっていました。
バグ 20361 - JRun では、entity bean 作成者は、CMP entity bean の実装に ejbFindByPrimaryKey() メソッドを実装する必要がありました。EJB 1.1 仕様の section 9.4.6 によると、EJB サーバは、この実装を自動的に行います。また、基本データ タイプは、キー (Integer、Float、Double および String) として機能しません。
バグ 20772 - JRun サーバ用に定義された JDBC データソースの 1 つが使用不可の場合、JRun admin server の開始時に "JRun が異常終了しました" というエラー メッセージが表示されていました。SP2では、エラーがログに記録され JRun サーバ開始処理が続行されるようになりました。
バグ 21008 - session.maxresident=0 で複数フレームのあるアプリケーションを使用すると、負荷の増加により誤ったセッション データが読み込まれることがありました。これは、データベースからデータを読み込むときに、同期に関する問題が生じるからでした。修正の一部として、JRun には、次の新しいオプション プロパティが追加されました。
session.persistence.synchronized=[true | false]
デフォルトは true です。true の場合、セッション プロバイダへの書き込み時にすべてのアクセスが同期化される必要があります。false の場合、記憶領域プロバイダがマルチスレッドの書き込み処理可能になっている必要があります。標準の JDBCSessionStorage プロバイダは、マルチスレッドの書き込みを一度に処理できます (PreparedStatements のプールの実装) が、これが使用中の JDBC ドライバでマルチスレッドのアクセスがサポートされていることを意味しているわけではありません。session.maxresident=0 (ClusterCats 環境などの即座のセッション スワッピング) および応答時間が記憶領域プロバイダへの書き込み待ちの影響を受ける場合、この設定を false 値にすると、応答スループットが向上することがあります。
バグ 21514 - HTML ページに JSP コード スクリプトレットがない場合、JSP ページから 64K より大きいHTMLページは出力されていませんでした。修正により、ページは 64K 以下のブロックに分割されるようになりました。
バグ 21654 - JRun では、Tag Library Descriptor (TLD) ファイルの <rtexprvalue> に "yes" の値が入力されると、JSP 変換時間で例外を返していました。JSP 1.1 DTD for TLDs によると、"yes" または "true" は、<rtexprvalue> の値として交換して使用できます。
バグ 21671 - ブラウザから送信されたCookie 値が引用符でくくられていると、JRun は強制終了されていました。
バグ 21681 - HTTP RFC により、JRun FileServlet は、スタティックなリソース (HTML ファイル、GIF) が扱われるときに If-Modified-Since ヘッダをチェックするようになりました。
SP2 で確認されている制限事項
JRun JDBC ドライバに関して確認されている制限事項については、JRun JDBC ドライバに関する確認されている制限事項 を参照してください。その他の制限事項については、JRun 3.0 リリース ノート およびJRun 3.0 SP1 リリース ノート を参照してください。
JRun SP2 で確認されている問題点は次のとおりです。
バグ 22238 (SP2a) - Microsoft Internet Explorer Web ブラウザの version 5.0.x から要求があったとき、Adobe Acrobat プラグイン (PDF) を要するファイルを JRun Web Server (JWS) が正常に処理しないことがあります。JWS は、304 ("Not Modified") コードをブラウザに返します。ユーザには、IE がプラグインを起動すると、ハングするように見えます。クライアントが、IE 5.5、Netscape または Mozilla ブラウザを使用するときには、この問題が発生しません。この問題を解決するには、Microsoft の製品サポートページ PDF ファイルが空白のウィンドウまたはフレームとして表示される を参照してください。解決策は、IE 5.5 へのアップグレードです。
バグ 19139 (SP2a) - JDK/JRE 1.3 で JRun 3.0 を使用している場合、Windows NT/2000 からログオフしたときに JRun サーバが停止することがあります。この問題が起こるのは、JRun サーバが NT サービスとしてインストールされた場合のみです。この問題は、Sun Microsystem の Bug Parade に バグ 4323062 としてリストされています。Sun によりこのバグが修正されるまでこの問題を回避するには、Allaire Knowledge Base article JRun Servers Stop if User Is Logged Off Windows を参照してください。
バグ 16095 - XML 実装記述子 (<entity> タグ内に入れ子になっている) の <ejb-ref> タグは、現在 entity beans 用エイリアスの作成が禁止されています。
バグ 17605 - JSP Java コンパイラを JMC デフォルトの jsp.jikes に変更すると動作しなくなります。Allaire Knowledge Base http://www.allaire.com/Handlers/index.cfm?ID=16311&Method=Full には、この問題の回避方法が記載されています。
バグ 17646 - JMC の [Enterprise JavaBeans] パネルの EJB delete 関数で、../deploy/deploy.properties、../deploy/runtime.properties、または ../runtime/instance.store ファイルを削除できません。サーバを再開始するとき、JRun は runtime.properties を読み取り、存在しない EJB のロードを試行し、エラーを返します。
イベント ログ メッセージ:
"The ejb service failed to load. Please verify that you are using a Java Virtual Machine version 1.2 or higher."
javax.servlet.ServletException: The system cannot find the file specified
エラー ログ メッセージ:
java.util.zip.ZipException: The system cannot find the file specified
この問題を回避するには、JMC で EJB delete 関数を使用後、../deploy/deploy.properties および ../deploy/runtime.properties ファイルを手動で削除します。
バグ 17841 - NES 3.x on IRIX ネイティブ JRun コネクタで設定するとき、NES 3.x on IRIX を開始できないことがあります。これは、エラーが 64 ビットシステムで発生したのに対し、コネクタが 32 ビットでコンパイルされたためです。この問題を回避するには、ご使用のシステムで 64 ビットのバイナリ対応にしてコンパイルします。NSAPI コネクタ ソース コードは、<jrun_root_dir >/connectors/src ディレクトリにあります。
バグ 17878 - JSP ページに taglib が使用されている場合、JSPC コンパイラは失敗します。
バグ 18418 - <servlet> タグを使用すると、含まれるサーブレットが HttpServletRequest getParameterXXX() メソッドを使用して要求パラメータにアクセスできません。<param> タグで明示的に指定されているパラメータのみ使用可能です。この要求で受信したパラメータ、および <param> タグで指定されたパラメータは
(最後の array要素内で明示され) 結合されるべきです。
バグ 18798 - Windows 上で JRun のインストールの完了時に、admin およびデフォルトの JRun サーバが開始され、ブラウザに最初の HTML ページが表示されます。速度の遅いマシンでは、JRun がページを開こうとする前に JRun サーバがまだ開始されていないことがあり、その結果、"ページを表示できません" または "サーバが見つからないか、または DNS エラーです。" などのエラーが発生します。この問題を回避するには、JRun サーバの開始後、ページを最新の情報に更新してください。
バグ 18924 - jikes コンパイラは、IRIX または Tru64 に同梱されませんし、動作しません。これは JRun の デフォルト JSP コンパイラです。この問題を回避するには、コンパイラを javac に交換してください。
バグ 19359 - JRun カスタム タグ変数の生成に使用されるアルゴリズムは入れ子 (含まれる) の JSP を認識しません。そのため、不正な変数名がコードに挿入されることがあります。
バグ 19653 - JRun NSAPI コネクタは、NES 4.0 (iPlanet) on AIX では実行されません。
バグ 19671 - はじめに JRun Admin Server を開始せず、デフォルトの JRun サーバをデバッグ モードで開始すると、エラー メッセージが返されますが、メッセージには問題が記載されていません。"このサーバをデバッグ モードで開始する前に" などの説明が欠如しています。
バグ 19690 - 『JRun サンプル ガイド』の 14 ページで、query.jsp は sql.jsp に、queryparam.jsp は、sqlparam.jsp に訂正される必要があります。
バグ 20023 - XSLT カスタム タグ例を実行すると、javax.servlet.jsp.JspTagException エラーが発生します。この問題を回避するには、textfile.xsl から <xsl:output method="text"/> を削除します。
バグ 21661 - JRun では、JSP 1.1 Errata の issue 7 に記載されているタグ ハンドラ クラスの属性変換機能が正常に動作しません。このため、JSP 1.1 Errata で記述されている場合、タグ ハンドラ クラスの移植性に問題が発生します。たとえば、JRun では、文字列 "977710526363" を long に変換し、タグ ハンドラ内の属性の正しいプロパティに渡すのが正しい動作です。
JRun JDBC ドライバに関する制限事項
このセクションでは、JRun JDBC ドライバについての確認されている制限事項を説明します。
DB2
Microsoft SQL Server
SQL Server では、デフォルトで 1 つの接続で複数のアクティブなステートメントがサポートされません。Microsoft Knowledge base ドキュメントでは、サーバ側のカーソルの使用を通しての SQL Server への 1 つの接続上で複数のアクティブ ステートメントを有効にする方法が解説されています。次の URL を参照してください。
http://support.microsoft.com/support/kb/articles/q140/8/96.asp
SQL Server ドライバは、ストアド プロシージャ名にバージョン番号を加えて返します。たとえば、"proc1" と定義されたプロシージャにより、"proc1;1" と返されます。
バグ 21881 - RDS を通して JRun Studio から接続される JRun JDBC ドライバは、表からデータを要求すると認証エラーを返します。RDS では、別の表からデータを要求するとすぐに接続をドロップします。この問題を回避するには、JMC の接続プールをオフにし、JRun サーバを再開始します。
JRun 関連マニュアル
SP2 による更新
このサービス パックに PDF 形式で同梱されている『JRun セットアップ ガイド』は、JRun 3.0 SP2 に合わせて更新されています。この更新内容には、バグ修正や機能強化についての情報が含まれます。また、『JRun 拡張設定ガイド』も JRun 3.0 SP2 に合わせて更新されています。このマニュアルは、
http://www.allaire.com/handlers/index.cfm?ID=19547&Method=Full または
http://jrun.itfrontier.co.jp/jrtechinfo.cfm からダウンロードしてください。
JRun JDBC ドライバ関連のマニュアル
JRun JDBC ドライバのマニュアルについての情報は、『JRun JDBC Drivers 』を参照してください。
マニュアルに関する問題
サンプル実行コード
『JRun サンプル ガイド』の EJB サンプルのサンプル実行コードでは、環境変数を確立する export コマンドを含む UNIX のコマンドが使用されています。Windows ユーザは、『JRun サンプル ガイド』の 23 ページに記載されているように、export コマンドを set コマンドに置き換える必要があります。EJB サンプルで必要になる環境変数には、JRUN_HOME および JDBC_DRIVERS があります。
PostgreSql データベース ドライバ URL
『JRun セットアップ ガイド』の 105 ページに記載されているデータベース/ドライバ表で、PostgreSql データベース ドライバ URL を "org.postgresql.Driver" と訂正します。SP2 に同梱される PDF 版で訂正されています。
default-app.use-webserver-root プロパティ
『JRun によるアプリケーションの開発』では、default-app.use-webserver-root プロパティが webapp.properties ファイルで使用可能と記載されています。実際には、local.properties ファイルで設定するだけです。
sql.jsp および sqlparam.jsp 名称の誤り
『JRun サンプル ガイド』の 14 ページでは、query.jsp は sql.jsp に、queryparam.jsp は、sqlparam.jsp に訂正します。
Stale URL
『JRun によるアプリケーションの開発』の 465 ページ (デバッグとエラー メッセージングデバッグ) では、データのプロファイリングをグラフィカルに表示するツールを入手できる URL を http://unixsolutions.hp.com/products/java/2_61_HPjmeter_content.html と記載しています。正しい URL は、
http://www.unix.hp.com/java/hpjmeter/index.html です。
JRun Version 3.0 サービス パック 1 リリース ノート 最終更新日 : 2000 年 10 月 3 日
このリリース ノートには、JRun Version 3.0 のサービス パック 1 (SP1) についての情報が記載されています。また、『JRun Version 3.0 リリース ノート 』および『JRun 3.0 サービス パック 1 リリース ノート 』も、このリリース ノートに含まれています。
元の『JRun Version 3.0 リリース ノート』を参照するには、ここ をクリックしてください。
SP1 の機能を参照するには、ここ をクリックしてください。
インストールの手順を確認するには、ここ をクリックしてください。
修正されたバグを確認するには、ここ をクリックしてください。
確認されている問題点を参照するには、ここ をクリックしてください。
マニュアルに関する問題点を確認するには、ここ をクリックしてください。
SP1 の新機能
SP1 には、次のような新しい機能があります。
JRun 実行可能モジュールに対する新しいデバッグ (-debug) オプション
JRun 実行可能モジュールにデバッグ (-debug) オプションが追加されました。これは JRun Studio でのみ使用するオプションであり、JRun Studio のマニュアルで解説しています。JRun Studio におけるデバッグでは、このリリース ノートで後述する RDS Web アプリケーション を使用します。
-debug フラグにより、JRun サーバの java.args.debug プロパティ (グローバル プロパティおよびローカル プロパティで定義される、SP1 の新しいプロパティ) が java の起動コマンドに付加されます。JRun サーバの既定の java.args.debug プロパティは、次のように設定されます。
java.args.debug=-classic -Xnoagent -Xdebug -Xrunjdwp:transport=dt_socket,address=53006
JRun をデバッグ モードで起動するときに別の要件を持たせる場合は、このプロパティによってデバッグ引数を調整できます。
この機能を利用するには、JDK のバージョン 1.3 が必要であることに注意してください。
コネクタ インストーラのサイレント モード
OEM の顧客は、コネクタのインストーラをサイレント モードで実行できるようになりました。
リモート開発サービス
RDS Web アプリケーションからリモート開発サービス (RDS) を使用できます。RDS は、JRun Studio で使用され、サーバベースのブラウズを利用したり、JRun Studio で対話型デバッグを実行する場合の前提条件です。RDS には、JRun 環境への安全な接続を提供する働きがあります。
セキュリティ上の理由から、既定では RDS のパスワードは設定されていません。JRun Studio から RDS を使用するには、最初にアプリケーション変数の password を設定する必要があります。
注意 : JRun では、必ず JDK 1.3 を使用してください。
完全インストール を実行する場合は、既定で RDS Web アプリケーションがインストールされます。
更新インストール を実行する場合は、以下の操作を実行して、RDS を有効にする必要があります。
JMC を使用して、tools.jar ファイル (JDK 1.3 の lib ディレクトリに格納されています) を Admin サーバ用の Java クラスパスに追加します ([JRun 管理サーバ] > [Java の設定] > [クラスパス] を選択します)。
JMC を使用して、Admin サーバ上の <JRun のインストール ディレクトリ>/webapps/rds-app の下の rds-app Web アプリケーションを展開します。そのためのマッピングは、/CFIDE です (すべて大文字であることに注意してください。これは、UNIX では必須です)。
<JRun のインストール ディレクトリ>/servers/default/local.properties を編集して、以下のプロパティを追加します。
java.args.debug=-classic -Xnoagent -Xdebug -Xrunjdwp:transport=dt_socket,address=53006
<JRun のインストール ディレクトリ>/jrun/lib/global.properties を以下のように編集します。
#次のプロパティを追加します。
java.args.debug=
#jsp.jikes.compiler プロパティを、 次から
# jsp.jikes.compiler={jrun.rootdir}/bin/jikesw +E -nowarn -d %d %f
# 次に 変更します。
jsp.jikes.compiler={jrun.rootdir}/bin/jikesw +E -g -nowarn -d %d %f
JRun Studio、RDS、およびデバッグの詳細については、JRun Studio のマニュアルを参照してください。
終了ハンドラのコーディング
既定では、JRun はシャットダウン時に System.exit() を呼び出します。この動作は、OEM やある種の高度なアプリケーションには適切でない場合があります。SP1 に含まれている機能を使用すると、OEM やその他の高度なアプリケーションを開発する場合に JRun の終了動作を制御することができます。
JRun の終了動作を制御するために、アプリケーションは新たなインターフェイスである allaire.jrun.JRunExitHandler を実装できるようになりました。このインターフェイスには、次の 1 つのメソッドがあります。
void exitJRun(int exitCode);
コード例
JRunExitHandler を実装する新規クラスのインスタンスを生成すると、JRun クラスに対して新たな終了ハンドラを設定できます。このインスタンスは、静的フィールドに保持されるため、一度にアクティブにできる終了ハンドラは 1つだけです。実装の例を以下に示します。
import java.io.*;
import allaire.jrun.*;
/**
* ベース JRunExitHandler クラスを拡張し、カスタム実装を提供します。
* この場合、終了を無視します。
*/
public class MyJRun
implements JRunExitHandler
{
public static void main(String[] args) throws IOException
{
// 終了ハンドラを設定します。
JRun.setExitHandler(new MyJRun());
// JRun を起動します。
JRun.main(args);
}
public void exitJRun(int exitCode)
{
// 無視します。
}
}
例の説明
以下の点に注意してください。
このクラスは JRunExitHandler を実装します。
このクラスを呼び出すことによって JRun を起動します (java MyJRun args )。
main() メソッドによってクラスをインスタンス化し、JRun に終了ハンドラを設定した上で、JRun を呼び出します。
RESTART_EXIT 終了コードを処理するコードを記述しないと、JRun を再起動できません。
JRun はリソースを完全にクリーン アップしますが、不適切な動作をとるコード (たとえば、デーモン以外のスレッドを生成するようなコード) が記述されている場合は、プロセスが正しく終了しない可能性があります。
JRunExitHandler の詳細については、JavaDocs を参照してください。JavaDocs には JRun マニュアルのページからアクセスできます。
JRun が異常終了する場合や、再起動の要求がある場合は、JRun に用意されている既定の exitJRun の代わりに、exitJRun メソッドが呼び出されます。
JRE の更新 (Windows のみ)
Windows で完全インストールを実行する場合、オプションで Java 実行時環境 (JRE) をインストールすることができます。この JRE のバージョンは 1.2.2-006 に更新されています。
JRun 3.0 サービス パック 1 のインストール
JRun 3.0 サービス パック 1 には、次のように完全インストール キットと更新キットの 2 つが用意されています。
jr301u.sh - UNIX 全プラットフォーム用の JRun 3.0.1 完全インストール (SP1 最新版を含む)。
jr30sp1u.sh - UNIX 全プラットフォーム用の SP1 最新版。
jr301o.tgz - UNIX 全プラットフォーム用の JRun 3.0.1 OEM インストール (SP1 最新版を含む。詳細については、Allaire の担当者にお問い合わせください)。
jr301.exe - Windows プラットフォーム用の JRun 3.0.1 完全インストール (SP1 最新版を含む)。
jr301w.exe - Windows プラットフォーム用の JRun 3.0.1 完全インストール (SP1 最新版、JRE を含む。ただし、JRE は CD_ROM でのみ提供)。
jr30sp1.exe - Windows プラットフォーム用の SP1 最新版。
jr301o.zip - Windows プラットフォーム用の JRun 3.0.1 OEM インストール (SP1 最新版を含む。詳細については、Allaire の担当者にお問い合わせください)。
注意 (UNIX でのインストールのみ) : UNIX 用のインストールおよび更新キットは、サポートされているすべての Linux または UNIX システムで使用できます。(ただし、日本語版は Linux, Solaris のみをサポートします) このため、UNIX 用キットのサイズは大きくなっています。更新インストールの手順では、プラットフォーム固有のバイナリ ファイルを削除して、インストール後のサイズを減らす操作を行います。
新規インストール
JRun 3.0 を以前にインストールしていない場合は、完全インストール キットを使用します。このキットには、SP1 最新版も含まれています。既に JRun 3.0 をインストールしている場合は、「アップグレード インストール」を参照してください。
JRun の完全インストールの詳細については、『JRun セットアップ ガイド 』を参照してください。完全インストールを行う場合は、アップグレード インストールの手順を行わないでください 。
アップグレード インストール
既に JRun 3.0 をインストールしており、現在のプロパティ ファイルや web.xml ファイルをそのまま使用する場合は、Allaire の Web サイトから更新キットをダウンロードし、以下の指示に従ってインストールしてください。
UNIX および Linux システム
JRun 用に構成されている Web サーバと、JRun 管理サーバを含むすべての JRun サーバを停止します。たとえば、Solaris システム上で Apache を使用して JRun を実行している場合は、次のように指定します。
/usr/local/apache/bin/apachectl stop
/opt/JRun/bin/jrun -stop default
/opt/JRun/bin/jrun -stop admin
現在インストールされている JRun のバックアップを作成します。
jr30sp1u.sh スクリプトを実行します。必ず、最初のインストール時と同じユーザとしてインストールを実行してください。
sh jr30sp1u.sh
インストール時には、JRun を最初にインストールしたディレクトリを指定するように求めるプロンプトが表示されます。この情報を指定すると、サービス パックがインストールされます。
インストールの完了後、Web サーバとすべての JRun サーバを再起動します。たとえば、Solaris システム上で Apache を使用して JRun を実行している場合は、次のように指定します。
/usr/local/apache/bin/apachectl stop
/opt/JRun/bin/jrun -start default
/opt/JRun/bin/jrun -start admin
インストールが完了すると、プラットフォーム固有のバイナリ ファイルを削除することによって、使用可能な領域を回復できます。プラットフォーム固有のバイナリ ファイルがあるディレクトリを以下に示します。
/bin/aix
/bin/hpux
/bin/irix
/bin/osf1
/bin/solaris
/bin/x86-linux
JRun Studio を使用する場合は、「リモート開発サービス 」で説明している RDS Web アプリケーションも有効にする必要があります。
Windows システム
JRun 用に構成されている Web サーバと、JRun 管理サーバを含むすべての JRun サーバを停止します。たとえば、IIS を使用して NT サービスとして JRun を実行している場合は、NT の [サービス] コントロール パネルで以下のサービスを停止します。
JRun デフォルト サーバ
JRun 管理サーバ
World Wide Web Publishing Service
現在インストールされている JRun のバックアップを作成します。
Windows エクスプローラで、"jr30sp1.exe" をダブルクリックします。
JRun インストール ディレクトリの位置を指定します。
[次へ] をクリックし、最新版を JRun インストール ディレクトリに解凍し、既存のファイルを上書きします。
IIS を実行している場合は、JRun コネクタの構成時に選択したスクリプト ディレクトリに jrun.dll をコピーする必要があります。jrun.dll は、インストール時に指定したスクリプト ディレクトリ (通常は c:\inetpub\scripts) の <JRun のインストール ディレクトリ>\connectors\isapi\intel-win\jrun.dll にあります。
インストールの完了後、JRun サーバと Web サーバを再起動します。たとえば、IIS を使用して JRun を NT サービスとして実行している場合は、NT の [サービス] コントロール パネルから以下のサービスを開始ます。
JRun デフォルト サーバ
JRun 管理サーバ
World Wide Web Publishing Service
JRun Studio を使用する場合は、「リモート開発サービス 」で説明している RDS Web アプリケーションも有効にする必要があります。
SP1 で修正されたバグ
セキュリティ関連のバグ修正 :
JRun 3.0 のリリース以降に、セキュリティ関連の以下の修正または機能強化が行われています。これらの修正はすべてパッチでも入手できます。セキュリティ関連の修正の詳細については、「Allaire Security Zone」を参照してください。JRun 3.0 のリリース以降に JRun Version 3.0 SP1 で修正または強化された動作は次のとおりです。
ASB00-18 - EJB のユーザ名、役割、パスワードに Beans のプロパティ ファイルからリモートでアクセスされる可能性がありました。
ASB00-18 - 悪意のあるクライアントに EJB クライアント ID を利用され、正式な認証なしに JNDI コンテキスト オブジェクトにアクセスされる可能性がありました。
ASB-0019 - 特定の状況下で、組み込み JRun 3.0 HTTP サーバで後続パスが正しく処理されない場合があります。文字と、故意に変形した URI を指定すると、JSP ページのソース コードが返されます。
JRun V3.0 サービス パック 1 でのバグ修正 :
バグ 14932 - 複数の同時ユーザが存在するファイルをアップロードすると、NES Web サーバ 3.5/3.6 用のネイティブ JRun コネクタからアクセス違反が通知されていました。 バグ 15241 - JRun のフィルタが Netegrity の SiteMinder のフィルタと競合していました。 バグ 17274 - DTD で空の "assembly-descriptor" が許可されている場合でも、ejb-xml.jar に空の <assembly-descriptor></assembly-descriptor> が含まれているときに、EJB Deploy ツールが NullPointerException を返していました。 バグ 17559 - インターネットに接続していないときに、JMC から Web アプリケーションを作成すると、JRun で後に障害が発生していました。 バグ 17604、17628 - UNIX および Linux のすべてのバージョンで /jrun/bin/jrun スクリプト内の LD_LIBRARY_PATH 変数が正しく設定されず、主に JNI ユーザに影響を与えていました。 バグ 17753 - ディレクトリに対して getRealPath が要求されたときに IllegalStateException が送出されていました。 バグ 17780 - Web アプリケーションと同じ名前のサーブレットを定義すると、ネーム空間の重複が発生し、該当するサーブレットがロードされませんでした。確認されている制限事項の一覧については、「確認されている問題点 」を参照してください。 バグ 17902、18137 - 同時要求の数が max.threads の設定値以内の場合でも、JRun が "Too many concurrent requests jcp.endpoint.main.max.threads exceeded (同時要求数が多すぎて、jcp.endpoint.main.max.threads を超えました)" という内容のエラー メッセージを返しました。 バグ 18143 - セッション属性が存在しない場合に、JRun が承認ヘッダを無視しませんでした。 バグ 18440 - [Use Session Cookies] が False に設定されている場合でも、JRun がセッション トラッキング クッキーを設定していました。 バグ 18709 - 接続プールのタイムアウト値が正しく設定されませんでした。JMC と local.properties ファイルで、分単位の数値を矛盾なく使用するように修正されました。既定値は 5 分です。 バグ 18710 - セッションからセッション属性を削除し、そのセッションを永続化して直列解除した場合に、(セッション永続性のための) 直列化を実行したときに問題が発生し、元の属性の一部が失われていました。 バグ 18711 - HTTP 本文の HTTP スニッファ 16 進表現に誤りがありました。 バグ 18720 - 定義されているだけで値を持たない web.xml 要素が、プロパティを完全にスキップする代わりに、空白値 ("") を持つプロパティ オブジェクトに変換されるようになりました。 バグ 18723 - 直列化可能なオブジェクトを保存するときに、セッション ステートを保存できませんでした。 バグ 18724 - エラー ページ作成要素に対する JSP ページを使用する FORM 認証で、無限ループ (最終的には、スタック オーバーフローのために JRun が停止します) が発生する場合がありました。 バグ 18720 - サーブレット エンジンによって、値が空の初期化パラメータが失われていました。 バグ 18725 - ページの本文にあるリンクによってアクセスされるパネルを表示するときの値を訂正します。 バグ 18729 - 既定以外の webapp について、webapp による認証を修正しました。 バグ 18862 - クッキーの日付形式に関するバグを修正しました。
認識されている SP1 の問題点 : 全プラットフォーム
バグ 17646 - JMC の EJB 削除機能で、deploy/deploy.properties、deploy/runtime.properties、または runtime/instance.store が削除されません。
JRun サーバを再起動すると、JRun サーバが既存の runtime.properties を runtime ディレクトリにコピーしてその runtime.properties を読み取り、存在しない EJB をロードしようとします。このため、JRun の再起動が失敗します。イベント ログに、次のような例外が記録されます。
06/20 18:58:23 error (JRun) The ejb service failed to load. Please verify that you are using a Java Virtual Machine version 1.2 or higher.
06/20 18:58:23 error (JRun) JRun Aborting! [javax.servlet.ServletException: The system cannot find the file specified]
javax.servlet.ServletException: The system cannot find the file specified
javax.servlet.ServletException: The system cannot find the file specified
at allaire.jrun.ejb.EjbService.init(EjbService.java:83)
[etc.]
また、deploy.properties の ejipt.logStackTrace を true に設定している場合は、サーバの err.log に次のような例外が記録されます。
Exception: [18:58:23] java.util.zip.ZipException: The system cannot find the file specified
java.util.zip.ZipException: The system cannot find the file specified
at allaire.ejipt._Runtime._createException(_Runtime.java:289)
[etc.]
回避策として、サーバの deploy/runtime.properties、runtime/runtime.properties、および runtime/instance.store ファイルを手作業で削除し、削除した EJB jar ファイルへの参照が deploy.properties 内にあれば、その参照をすべて削除します。この作業を行った後で、JRun サーバを再起動します。
バグ 17780 - このバグは修正済みとしてありますが、次のような制限事項があります。
Web アプリケーションにサービスと同じ名前を付けた場合については、このバグは修正されていません (scheduler、logging、monitor、license、control、session、authentication、jsp、file、ejb、および jms は、名前として使用しないでください)。
サーブレットに Web アプリケーション サービスと同じ名前 (file、session、authentication、logging、scheduler、jsp.jikes、jsp、または invoker) を付けた場合については、このバグは修正されていません。これらのサービスは、Web アプリケーション コンテキスト内のサーブレットとしてロードされ、名前で参照すると、最初に (ユーザが作成したサーブレットやエイリアスではなく) これらのサービスが検索されます。
バグ 18068 - Blackdown JDK 1.1.8_v1 を使用している場合は、Linux での JRun 3.0 のインストールに失敗します。JRE/JDK ディレクトリを入力した後で、インストール スクリプトがループに入り、"Enter your name: (名前を入力してください :)" という内容のプロンプトが繰り返し表示されます。情報をまったく入力できなくなり、ループを停止するには、Ctrl + C を使用する以外に方法はありません。
バグ 18863 - サンプル 4a と 4b では、マニュアルで説明していない追加の手順が必要です。以下の点に注意してください。
ログ ディレクトリ - rmid を起動するたびに、ログ ディレクトリが作成されます。rmid を中止した場合、このログ ディレクトリが存在するので、次回から rmid を正しく起動できなくなります。この問題を回避するには、rmid を中止した場合に、ログ ディレクトリの下にあるすべてのディレクトリとファイルを削除します。
rmid コマンド - JDK 1.2 と 1.3 では、rmid に大きな相違があります。JDK 1.2 では、rmid コマンドを単純に実行していました。一方、JDK 1.3 (および Linux の JDK 1.2.2) では、次のようにセキュリティ ファイルへの明示的な参照を指定して rmid を実行する必要があります。
rmid -J-Djava.security.policy=c:/jrun-home-directory/lib/jrun.policy
詳細については、http://java.sun.com/j2se/1.3/docs/tooldocs/tools-changes.html#rmid または http://java.sun.com/j2se/1.3/docs/tooldocs/win32/rmid.html を参照してください。
rmid の停止 - rmid は明示的に停止する必要があります。明示的に停止しないと、ソケットがオープン状態のままになります。rmid を明示的に停止するには、Ctrl + C を押した後に rmid -stop コマンドを発行します。また、別のコマンド ウィンドウを開いて、rmid -stop を発行する方法もあります。
実行時環境 - サンプル 4a や 4b を何度か実行している場合は、それぞれのサンプルを実行する前に、実行時環境を初期の状態に戻してください。実行時環境を初期状態に戻すには、server2 とデフォルト サーバの両方で runtime ディレクトリの内容を削除します。サンプルを実行する前に、JRun や Java のプロセスが実行されていないことを確認してください。
JDBC 参照 - サンプル 4b のマニュアルでは、JDBC 参照の更新は deploy.properties でだけ行っています。しかし、deploy2.properties でも JDBC 参照を更新する必要があります。
JDBC_DRIVERS 環境変数 - サンプル 4b を実行するには、事前に JDBC_DRIVERS 環境変数を設定する必要があります。この変数の詳細については、サンプル 2a のマニュアルを参照してください。
サンプル 5b と JRun エンタープライズ版 - サンプル 5b は同時要求を 10 個作成するので、JRun エンタープライズ版でのみ作動します。デベロッパー版では作動しません。サンプル 5b を JRun デベロッパー版で実行すると、RuntimeExceptions が生成されます。
EJB セキュリティに関するユーザ/役割の名前の制限 - ユーザと役割に同じ名前を割り当てることはできません。それぞれの名前は一意でなければなりません。 JMC を使用する場合のクッキーの有効化 - JMC を使用するには、ブラウザでクッキーを有効にしておく必要があります。
demo-app 用 web.xml ファイルのバックアップ - SP1 のアップグレード インストールを実行すると、demo-app Web アプリケーションで使用する web.xml ファイルが上書きされます。web.xml ファイルを何らかの方法でカスタマイズしている場合は、SP1 のアップグレード インストールを実行する前に、このファイルのバックアップを作成してください。
URL パターンの Web アプリケーション名 - JRun 3.0 Final には、認証を使用するときに URL パターンの一部として Web アプリケーション名を使用しなければならないというバグがありました。たとえば、 "webauth" という Web アプリケーションと、その下に "myjsps" というディレクトリがある場合は、「/webauth/myjsps」と指定することでアプリケーションのセキュリティを確保していました。しかし、バグの修正によりこのパターンは無効になりました。このため、URL パターンから Web アプリケーション名を除去する必要があります。たとえば、新しい URL パターンは /myjsps となります。この新たな動作は、Servlet 2.2 仕様に準拠したものである点に注意してください。
認識されているその他の問題点については、『JRun 3.0 リリース ノート 』を参照してください。
JRun 関連マニュアル
SP1 による更新
『JRun によるアプリケーションの開発 』 および『JRun セットアップ ガイド 』は、JRun 3.0 SP1 に合わせて更新されています。更新内容には、バグ修正や小規模な機能強化が含まれています。
マニュアルに関する問題
接続プールのタイムアウトおよび間隔の既定値
初期の JRun 3.0 のマニュアルでは、『JRun セットアップ ガイド 』に記載されている接続プールのタイムアウトおよび間隔の既定値に誤りがありました。SP1 のマニュアルには、これらの既定値が正しく記載されています。訂正後の値は次のとおりです。
JRun Version 3.0 リリース ノート 最終更新日 : 2000 年 9月 14 日
このリリース ノートには、JRun Version 3.0 についての情報が記載されています。
サービス パック 1 (SP1) のリリース ノートを参照するには、ここ をクリックしてください。サービス パック 2 (SP2) のリリース ノートを参照するには、ここ をクリックしてください。
JRun は、信頼性、拡張性、および安全性の高いサーバ側アプリケーションの開発と配置を行う完全な Java アプリケーション サーバです。JRun は、Java サーブレット、JavaServer ページ、Enterprise JavaBeans、HTML ページのようなスタティック コンテンツ、およびその他のリソースで構成されるアプリケーションを開発するための最新の業界標準をサポートしています。
JRun には次のバージョンがあります。
デベロッパー版 - Web アプリケーションおよび EJB の開発とテストを目的とする非営利的な使用では無料。開発の目的ではライセンスされません。JRun デベロッパー版では、無制限の数の Java 仮想コンピュータ (JVM) を使用でき、サーブレット、JSP および EJB については 3 つの同時接続を行うことができます。
プロフェッショナル版 - 営利的な配置では、CPU の数でライセンス価格が決まります。JRun プロフェッショナル版では、無制限の数の JVM を使用できるほか、サーブレットと JSP の同時接続を無制限に行うことができます。
エンタープライズ版 - Enterprise クラス アプリケーションの開発および配置を目的とする使用では、CPU の数でライセンス価格が決まります。JRun エンタープライズ版は、HTTP ベースのロード バランス機能と Allaire ClusterCATS によるフェイルオーバ ソフトウェアを備えています。エンタープライズ版では、無制限の数の JVM を使用でき、サーブレット、JSP および EJB の同時接続を無制限に行うことができます。
注意 : JRun Version 3.0 には、以前 Ejipt Version 2.0 で使用されていた EJB 機能が組み込まれています。
このリリース ノートは次のセクションに分かれています。
JRun 3.0 の新機能 JRun 3.0 の主な新機能は次のとおりです。
JavaServer Pages Version 1.1 仕様のサポート
JRun Version 3.0 は、スクリプト コードとユーザ定義のタグ ライブラリを使って HTML ページを拡張する JavaServer Pages (JSP) 1.1 仕様をサポートしています。
Servlet API Version 2.2 仕様のサポート
JRun Version 3.0 は、サーバ側コンポーネントを Java で開発する Servlet API Version 2.2 仕様をサポートしています。このサポートには、Java Servlet API 2.2 仕様で定義されている Web アプリケーションの概念も含まれます。完全な Web アプリケーションは、Java サーブレット、JSP ページ、HTML ページのようなスタティック コンテンツ、およびその他のアプリケーション リソースによって構成されます。Web アプリケーションのディレクトリ構造の説明については、『JRun セットアップ ガイド 』を参照してください。
Enterprise JavaBeans Version 1.1 仕様のサポート
JRun Version 3.0 には、Enterprise JavaBeans (EJB) Server が実装されています。EJB でソフトウェア コンポーネント モデルを定義することで、サーバ側のアプリケーション ロジック (Beans) を EJB サーバで配置することができます。ただし、EJB 機能は JRun プロフェッショナル版では利用できません。 JRun の EJB エンジンは、以前は Ejipt という別個の製品として販売されていました。Ejipt のマニュアルは、『JRun によるアプリケーションの開発 』および『JRun サンプル ガイド 』に統合されています。
JMS API Version 1.0 仕様のサポート
JRun Version 3.0 は、分散メッセージ機能を備えたアプリケーションを配置する Java Message Services (JMS) 1.0 仕様をサポートしています。
J2EE アプリケーションのサポート
J2EE アプリケーションは、Web アプリケーションと Enterprise JavaBeans で構成されており、Enterprise ARchive ファイル (拡張子は .ear) として配置されます。圧縮されたこのファイル形式は .jar ファイルと類似しており、J2EE アプリケーションに必要なすべてのリソースを含んでいます。
管理コンソール (JMC)
JMC は、JRun 環境を設定して JRun と Web サーバとの接続設定を行う Web ベースの HTML ユーティリティです。JMC は、利用可能な JRun サーバ、Web アプリケーション、および EJB の階層表示を提供します。
JMC を使用するには、Netscape Communicator または Internet Explorer 4.0 以降を実行している必要があります。
通常は標準装備の JRun Web サーバを使って JMC にアクセスしますが、外部の Web サーバ (Apache や IIS など) で JMC を設定して使用することもできます。
JMC の主な機能は次のとおりです。
Web アプリケーションのサポートなど、新しいナビゲーション レイアウト JVM ベースのセキュリティ 新しいユーザ管理機能 JRun Version 3.0 のログ収集メカニズムとの統合 JMC 内からの JVM の再起動 JRun と Web サーバとの通信を可能にするコネクタ ウィザード コネクタのプロパティの表示および編集 JDBC データ ソースの作成および設定 .war ファイルによる Web アプリケーションの配置 EJB の配置 .ear ファイルによる J2EE アプリケーションの配置 クイック スタート ウィンドウによるヘルプ情報の表示 新しいナビゲーション レイアウト
EJB の機能
サンプル付きの DOS バッチ ファイルが利用できるため、Windows でサンプルを実行するときに MAKE ユーティリティはもう必要ありません。MAKE ユーティリティの代わりにバッチ ファイルを実行するには、MAKE に渡していたのと同じ引数を使って makew を実行します。
EJB エンジンは、bean のプロパティ ファイルに加えて XML 展開記述子もサポートします。使用例については、『JRun サンプル ガイド 』のサンプル 1a を参照してください。EJB エンジンはまず XML 記述子のファイルの有無をチェックし、ファイルが存在する場合はそれを使用します。存在しない場合は、旧バージョンと同様に manifest ファイルと Bean のプロパティ ファイルを使用します。
EJB エンジンは、Enterprise Beans のダイナミックな再ロードをサポートしています。したがって、Bean を実装するクラス コードは変更可能であり、サーバを再起動しないでロードすることができます。なお、ホーム インタフェースとリモート インタフェースは変更できません。実装 Bean クラスを再ロードするには、そのクラス ファイルを runtime/classes ディレクトリに置き、サーバ コンソールで load コマンドを発行します。この機能を使用するには、EJB エンジンをスタンドアロン モードで実行する必要があります。
Allaire ClusterCATS
JRun エンタープライズ版には、HTTP ベースのロード バランス機能とサーバ レベルのフェイルオーバ サービスを提供する Allaire ClusterCATS が組み込まれています。Allaire ClusterCATS は JRun エンタープライズ版の CD-ROM に収録されており、別途インストールします。Allaire ClusterCATS の特徴や機能の詳細については、『Allaire ClusterCATS の使用 』を参照してください。
JDBC データ ソース
JMC を使用すると JDBC のデータ ソースを事前に定義することができます。これにより、Java サーブレットと JSP ページの JDBC データ ソースへのアクセスは、JMC で定義された情報を通して間接的に行われます。その後、JMC によってデータベース接続情報に変更が加えられても、実際のサーブレットや JSP ページを変更する必要はありません。こうした接続情報には、データベースの URL、接続名、JDBC ドライバなどがあります。
JRun カスタム タグ ライブラリ
JSP Version 1.1 仕様には、JSP の機能を拡張するアクション (別名カスタム タグ ) を収めたタグ ライブラリを定義するメカニズムが含まれています。JRun Version 3.0 には、JSP ページで使用すると高度な処理を行えるカスタム タグのセットが含まれています。このタグ ライブラリは、<JRun のルート ディレクトリ> /servers/lib/jruntags.jar ファイルにあります。 これらのタグは、HTML 形式の処理、フロー コントロール、J2EE および XML 技術へのアクセスなどで主に使用されます。詳細については、<JRun のルート ディレクトリ> /docs/pdf ディレクトリにある「JRun タグライブラリ リファレンス」を参照してください。タグの使用例は、JRun デモ Web アプリケーションからも入手できます。このアプリケーションには、JMC の接続ページにある Example Applications のリンクからアクセスできます。 JRun タグ ライブラリは別個の製品であり、JRun とは異なるスケジュールで定期的に更新されます。更新された製品は、Allaire の JRun DevCenter で入手できます。
Web アプリケーションの認証機能 Java Servlet Version 2.2 仕様では、認証メカニズムを定義して Web リソースへのユーザ アクセスをアプリケーション レベルで制御します。JRun Version 3.0 は、この認証メカニズムをサポートしています。詳細については、『
JRun によるアプリケーションの開発 』の「Web アプリケーションの認証」の章を参照してください。
JRun 計測メカニズム JRun Version 3.0 には、JRun 計測メカニズムが組み込まれています。計測によって、サーブレットのメソッドの実行時間を記録できます。これらの実行時間は、アプリケーションのボトルネックを特定するのに役立ちます。詳細については、『
JRun によるアプリケーションの開発 』の「JRun 計測」の章を参照してください。
最新情報 JRun の最新情報は次のとおりです。
JRun を Windows サービスとして実行する際の新しいデスクトップ対話処理
JRun サーバをサービスとして起動する場合、デスクトップとの対話は行われません。その結果、JRun をサービスとして起動すると、JRun のアイコンはシステム トレイに表示されません。
JRun のインストール時、Windows ユーザは、JRun を自動開始サービスとしてインストールするか (システム トレイに JRun アイコンは表示されない)、それとも JRun を手作業で起動するか (システム トレイに JRun アイコンが表示される) を尋ねられます。開発では、停止、再開始、および管理の機能をシステム トレイから利用できると便利です。一方、配置では JRun をサービスとしてインストールすることをお勧めします。
Internet Explorer 4.0 で使用する新しいプロパティ
IE4 の特定のバージョンでは、JMC のタイムアウト後にログイン ウィンドウが自動的に再表示されないという問題がみられました。IE4 を使用していてこの問題を経験した場合、<JRun のルート ディレクトリ> /servers/admin/local.properties ファイルを開いて次のプロパティを設定します。
closeEditorWindow=false
この問題の主な症状は、エディタのウィンドウやクイック スタート ウィンドウを開けないことです。
rmid コマンドの変更
rmid のセキュリティ ポリシーが JDK 1.2.* から 1.3 に変更されました。JDK 1.3 で rmid を有効にして EJB エンジンを正しくアクティブにするには、次のコマンドで rmid を起動する必要があります。
rmid -J-Djava.security.policy=<JRun のルート ディレクトリ> /lib/jrun.policy
パスワードの長さの制限
既定の認証機能は、8 文字以下のパスワードをサポートしています。この規則は、次のように JMC と Web アプリケーション認証機能の両方に適用されます。
JMC - JMC では 8 文字を超えるパスワードを定義できますが、使用されるのは最初の 8 文字だけです。たとえば、longpassword というパスワードを定義した場合、ユーザは longpassword と longpass のどちらを使っても JMC にログインできます。
Web アプリケーションの認証機能 - allaire.jrun.security.PropertyFileAuthentication (Windows) および jrunpasswd (UNIX) ユーティリティを使用すると、8 文字を超えるパスワードを定義できますが、使用されるのは最初の 8 文字だけです。Web アプリケーションのセキュリティを強化する場合、『JRun によるアプリケーションの開発 』の「Web アプリケーションの認証」の章に記載されているカスタム認証メカニズムを使って、カスタマイズされた暗号化を実装することができます。 シャットダウン時間の管理
通常のシャットダウン時、JRun は、サーブレットの要求処理で使用されるスレッドなど、すべての非デーモンのスレッドをシャットダウンしてから終了します。通常のシャットダウン手順が control.shutdown.time の時間内で終了しない場合、JRun は System.exit() メソッドを呼び出します。
global.properties ファイルの control.shutdown.time プロパティを使用すると、System.exit() メソッドを呼び出すまでの JRun の待機時間を制御できます。このプロパティを 0 に設定すると、JRun は System.exit() メソッドを呼び出しません。
持続セッションのためのフェイルオーバ
JRun では、セッションの持続性を即時にするよう設定できます。この機能を有効にすると、すべてのセッション データが、各要求が完了するたびに保存 (持続) されます。したがって、クライアントのセッションを処理中のサーバがダウンしても、ほかのサーバがクライアントのアクティブなセッション データをそのままの状態で共通のデータ ストア (JDBC データベースなど) から取得することができます。クライアントがアクティブなセッションを継続しようとしてセッション ID を代替サーバに与えると、セッション データはレポジトリから復元され、セッションのフェイルオーバが完了します。
この機能をセッション スワッピング と呼びます。それは、クライアントのセッション ステートが、あるサーバがダウンした場合、そのサーバから別のサーバに効果的にスワップされるためです。
必要条件
1 つのサーバが処理できるセッションは常に 1 つだけなので、複数のサーバが同じセッション データに同時にアクセスしないようにするためには、JRun のセッション スワッピングを ClusterCATS の Session Aware に相当するロード バランス機能や、ハードウェアによるロード バランシング デバイスと共に使用す必要があります。また、セッションがフェイルオーバ可能な JRun サーバ間で、持続セッションデータに使用するレポジトリを共有する必要があります。さらに、クッキーにはセッション スワッピングを正しく行うためのドメイン スコープが必要です。
JRun でのセッション スワッピングの設定
JRun でのセッション スワッピングを有効にするには、次のプロパティを JRun サーバの local.properties ファイルに設定します。
session.swapping=true
session.maxresident=0
さらに local.properties ファイルでは、次のプロパティも設定してクッキーのドメイン スコープを有効にします。
session.cookie.domain=yourdomain.com
セッション スワッピングに使用するレポジトリには、共有ファイルまたは共有 JDBC データベースを使用できます。この後の記述で、各方法のサンプルを示します。<JRun のルート ディレクトリ> /servers/<サーバ名> /local.properties ファイルにこれらの変更を加えることができます。
ファイル スワッピングのサンプル
ファイル スワッピングを実行するには、JRun サーバの local.properties ファイルに次のプロパティが必要です。
session.persistence.service=file
session.persistence.file.class=allaire.jrun.session.FileSessionStorage
# このプロパティの詳細については、次の段落を参照してください。
session.persistence.file.path=/mnt/myothermachine/sessionpool
session.persistence.file.path プロパティには、すべてのマシンが読み書きできる共有パスを指定します。たとえば UNIX では server1 が /sessionpool をエクスポートし、server1 を file.path=/sessionpool に設定します。ここで、server2 は server1:/sessionpool をあるマウント ポイント、たとえば /mnt/sessionpool にマウントし、server2 を file.path=/mnt/sessionpool に設定します。ここで、server2 は書き込み権限を持つと想定しています。
注意 : JRun を NT サービスとして実行し、マップされたドライブを使用している場合、JRun はそのドライブへの書き込み権限を持ちません。この問題を解決するには、JRun Service のプロパティを編集し、サービスのユーザ アカウントを変更して、マップされたドライブへの書き込みに必要な権限をユーザが持つようにします。
JDBC のサンプル
JDBC を使用するには、サーバの local.properties ファイルに次のプロパティが必要です。
session.persistence.service=jdbc
session.persistence.jdbc.class=allaire.jrun.session.JDBCSessionStorage
session.persistence.jdbc.JDBCDriver=sun.jdbc.odbc.JdbcOdbcDriver
session.persistence.jdbc.JDBCConnectionURL=jdbc:odbc:JRunSessions
session.persistence.jdbc.JDBCSessionTable=sessions
session.persistence.jdbc.JDBCSessionIDColumn=id
session.persistence.jdbc.JDBCSessionDataColumn=data
JDBC スワッピングでは、データベースに正しく接続できる有効な JDBC ドライバが必要です。ID 列とデータ列を備えたテーブルをデータベースに作成します。この例では、テーブル名に sessions 、IDColumn 名に id 、DataColumn 名に data がそれぞれ用いられています。ID 列は varchar(255) で定義し、データ列はバイナリ データで定義することをお勧めします。
セッション スワッピングのための ClusterCATS の設定
ClusterCATS を JRun のセッション スワッピングと共に使用している場合は、セッション スワッピングが正しく機能するように ClusterCATS の設定も行う必要があります。次のプラットフォーム別の手順では、ClusterCATS でセッション スワッピングを有効にする方法について説明します。
Windows NT でセッション スワッピングを有効にするには、クラスタ内のすべてのサーバに対して次の手順を実行します。
レジストリを編集して次のキーを開きます。
HKEY_LOCAL_MACHINE | SYSTEM | CurrentControlSet | Services | BrightTiger | Parameters
次の REG_DWORD 値を追加します。
SessionSwapping 1
レジストリ エディタを閉じます。
UNIX でセッション スワッピングを有効にするには、クラスタ内のすべてのサーバに対して次の手順を実行します。
スーパー ユーザ (ルート) としてログインします。
次のコマンドを発行して ClusterCATS の動作をすべて停止します。
# /usr/lib/btcats/btadmin stop all
テキスト エディタで /usr/lib/btcats/database/bt.registry ファイルを編集します。
次の文字列を検索します。
hkey_local_machine\system\currentcontrolset\services\brighttiger\parameters:5
次のエントリの下に
Advertise: 0x2; REG_DWORD
次の行を加えます。
SessionSwapping: 0x1 ; REG_DWORD
ファイルを保存してテキスト エディタを終了します。
次のコマンドで ClusterCATS の動作を再開します。
# /usr/lib/btcats/btadmin start all
JRun または Ejipt の旧バージョンからのアップグレード このセクションでは次の項目を扱います。
JRun または Ejipt の旧バージョンをアンインストールしてから JRun Version 3.0 をインストール JRun のディレクトリ構造が変更されたため、旧バージョンをすべてアンインストールし、旧バージョンのディレクトリ構造を削除するか名前を変更してから JRun Version 3.0 をインストールしてください。
あるいは、JRun を別のディレクトリにインストールします。
さらに、JRun の旧バージョンで EJB サンプルを実行していた場合は、複数の jar ファイルを
<JRun のルート ディレクトリ> /lib/ext ディレクトリから JRE の
/lib/ext ディレクトリにコピーする必要がありました。JRun Version 3.0 には、これらの jar ファイルの新バージョンが含まれています。JRun サーバの起動後、ログに
NoSuchMethod エラーが表示される場合は、JRE の
/lib/ext ディレクトリにある拡張子が jar のファイルの旧バージョンをすべて削除します。
JRun の旧ベータ版からの JSP ページの更新 JRun の旧バージョンでは、JSP ページを解析すると
java.io.* などの一部のファイルが自動的に組み込まれていました。最新の JSP 仕様に準拠することによって、こうした自動的な組み込みは実行されなくなりました。
javax.servlet 、
javax.servlet.http 、
javax.servlet.jsp 、および
javax.servlet.jsp.tagext パッケージにない、JSP ページで使用するすべてのクラスは明示的にインポートする必要があります。
Ejipt の旧バージョンからのアップグレード
Ejipt の旧バージョンからアップグレードする場合は、次に示すように、パッケージ名の valto へのソース コードの参照をすべて更新する必要があります。 valto.ejipt を allaire.ejipt に変更 valto.tools を allaire.ejipt.tools に変更
Ejipt が JRun に統合されたことによって、ディレクトリ構造が新しくなりました。Ejipt の /deploy ディレクトリと /runtime ディレクトリは現在、<JRun のルート ディレクトリ> /servers/default ディレクトリの下と <JRun のルート ディレクトリ> /servers/admin ディレクトリの下に配置されています (各 JRun サーバに対して 1 つのディレクトリ セット)。
ejipt.policy ファイルは jrun.policy に名前が変更され、<JRun のルート ディレクトリ> /lib ディレクトリに格納されています。
ejipt.properties ファイルは <JRun のルート ディレクトリ> /lib ディレクトリに格納されています。
EJB コンポーネントをインストールた場合、JRun サーバを起動すると EJB サーバも起動されます。EJB エンジンを明示的に起動する必要はありません。ただし、EJB エンジンをスタンドアロンで使用する場合、言い換えれば JRun サーブレット エンジンを使用しない場合は、『JRun サンプル ガイド 』の EJB サンプルに記述されているように、EJB エンジンだけを起動することができます。
Ejipt の旧バージョンでは、専用のメソッド valto.ejipt.ResourceManager.getLocalHandle() を使用してセッション Bean へのハンドルを取得する必要がありました。新しいバージョンでは、Enterprise JavaBeans 仕様 Version 1.1 で定義されている標準の getHandle() メソッドを使用できます。 新しいディレクトリ構造 JRun のインストールでは新しいディレクトリ構造を使用します。このディレクトリ レイアウトの説明については、『
JRun セットアップ ガイド 』を参照してください。
新しい JVM バッチ ファイル (Windows のみ) 各 JRun JVM を起動するバッチ ファイルは、
<JRun のルート ディレクトリ> /bin ディレクトリに移動しました。JRun JVM を起動するバッチ ファイルは現在、jvm-admin.bat および jvm-default.bat と呼びます。
新しいデバッグ コマンド JRun の旧バージョンでは、デバッガを呼び出すために次のようなコマンドを使用していました。
jdb com.livesoftware.jrun.service.ServiceManager <JRun のルート ディレクトリ> /<サーバ名>
JRun Version 3.0 では、次のコマンドを使用してこの操作を行います。
jdb JRun <JRun のルート ディレクトリ> /servers/<サーバ名>
API の完全準拠 JRun 3.0 は、Servlet 2.2 および JSP 1.2 の仕様に完全に準拠しています。サーブレットのコーディングが Servlet 2.1 API に厳密に準拠していない場合、JRun 2.3 で稼働したサーブレットが JRun 3.0 では異なった動作をするケースもあります。
サーブレットのパフォーマンス向上 JRun サーブレット エンジンのコンポーネントのパフォーマンスが大幅に向上しました。
CLASSPATH の設定 JRun で使用するクラスパスの保守を複数のプロパティから行うことができます。クラスパスの詳細については、『
JRun によるアプリケーションの開発 』を参照してください。
単純なワイルドカードのメカニズムがクラスパス変数に使用されています。ディレクトリがクラスパスで提供される場合、JRun は自動的にディレクトリ内の各 JAR ファイルをクラスパスに組み込みます。
プロパティ ファイルの変更
JRun Version 3.0 では、プロパティ ファイルに多くの変更が加えられました。使用するプロパティ ファイルの数が大幅に減少しました。JRun プロパティ ファイルの詳細については、『JRun によるアプリケーションの開発 』を参照してください。
ClusterCATS の JRun 組み込みライセンスである GoJRunGoJava を使用するには、クラスタ作成時に次の条件を満たす必要があります。
JRun エンタープライズ版の有効なライセンス、または JRun エンタープライズ評価版の有効なライセンスがシステムにインストールされている。 ClusterCATS インストール時のロード バランス測定値が JRun Load Balancing になっている。
修正されたバグ JRun Version 3.0 で修正または強化された動作は次のとおりです (JRun 2.3.3 build 157 リリース以降)。
修正されたバグ 12743 - JRun Version 3.0 では、00:00:00 GMT から 01:00:00 GMT の間に間違ったクッキーの満了日を返すバグが修正されました。
修正されたバグ 13089 - JRun Version 3.0 では、JSP の INCLUDE ディレクティブで名前を付けられたファイルと元のファイルのファイル名の左側の部分が同じである場合に、エラー メッセージ "Cannot include same URI (同じ URI を含めることはできません)" を返すバグが修正されました。たとえば、foo.jsp に foo.js が含まれている場合にこうしたエラーが表示されました。
修正されたバグ 13574 - JRun Version 3.0 では、SIGSEGV 11 での障害発生が修正され、HP-UX 上の 1.2 JVM で稼動している場合、サーバ上にコア ダンプが生成されます。JRun Version 3.0 は、HP-UX 上の 1.1 JVM では稼働しないので注意してください。
修正されたバグ 13951 - JRun Version 3.0 は、日付の新旧にかかわりなく、lastModified 日付が変更されるたびに JSP ページを再コンパイルします。
修正されたバグ 16699 - JRun Version 3.0 では、完全修飾の packageName.className によって Bean が参照されているにもかかわらず、JSP ページの Bean が検出される場合があるというバグが修正されました。
確認されている問題点 : 全プラットフォーム共通
全プラットフォームを通して確認されている問題点を次に示します。
バグ 16879 - JMC を通して JRun サーバを起動または再起動するとき、返されるステータスが不正確な場合があります。たとえば、実際にはサーバが稼働しているときでも、JMC がサーバは停止していると表示する場合があります。正確なステータスを受け取るには、ページを更新します。
バグ 16974 - JMC から Admin サーバを再起動すると、再起動プロセスが正常に行われても、"getStatus: port spec invalid: [java.lang.NumberFormatException: ] java.lang.NumberFormatException: " というメッセージがログに表示されます。このエラーは、システム トレイまたはプログラム グループから Admin サーバを起動する場合には発生しません。
バグ 16980 - EJB エンジン使用時に、deploy.properties ファイルのユーザとパスワードを変更してサーバを配置および再起動しても、その変更は有効になりません。deploy.properties ファイルからユーザやパスワードを取り出すには、/runtime ディレクトリから instance.store を削除する必要があります。
バグ 16996 - EJB 接続が 3 つに制限されている JRun デベロッパー版を使用している場合、接続数が 3 以下の場合でも、ログ メッセージ "Number of client connections exceeded the allowed limit (クライアント接続の数が最大値を超えています) " が定期的に表示されることがあります。これは、ライセンス ID に対して不定期間隔でガーベジ コレクション機能が働いているためです。
バグ 17088 - ステータス コマンドの JRun によって次のような出力結果が表示されることがあります。
bash-2.03# ./jrun status
bash-2.03# awk: can't open /tmp/implicit_vars
bash-2.03# admin is running
default is running
これは、問題の発生を示すものではありません。
JRun では EJB、JMC キュー、およびデータ ソースを検索するために JNDI を実装しています。JNDI は、サーブレットや EJB によってデータのバインドやサブコンテキストのリスト作成のために使用されることを目的としているのではありません。データのバインドやサブコンテキストのリスト作成には、サードパーティによる JNDI を使用してください。
JRun のインストール手順では、Admin サーバが使用するポート番号が要求されます (JMC 用)。このインストール手順では、デフォルト サーバのポート番号も定義します。既定では、インストール手順は 8000 から 8099 の間で未使用ポートが見つかるまで値を 1 つずつ増やしていくことにより Admin ポート番号を割り当てます。デフォルト サーバのポート番号を得るためには、インストール手順は 8100 から 8199 まで未使用ポートが見つかるまで値を増やしていきます。デフォルト サーバとの競合を防ぐために、8100 から 8199 の間では Admin ポート番号を指定しないでください。
EJB サンプル 6c は正しく作動しません。修正後、作業サンプルを Allaire JRun DevCenter に掲載します。
一部のマシンでは、空白を含むディレクトリ名をもつディレクトリに JRun をインストールすると、JSP ページが実行できなくなることが確認されています。この問題を回避するには、空白を含まないディレクトリ名をもつディレクトリに JRun をインストールするか、<JRun のルート ディレクトリ> /servers/admin/local.properties ファイルと <JRun のルート ディレクトリ> /servers/default/local.properties ファイルを次のように編集します (この例では、JRun のインストール先を c:\Program Files\Allaire\JRun と想定)。
変更前
jrun.rootdir=c:\Program Files\Allaire\JRun
変更後
jrun.rootdir=c:\Progra~1\Allaire\JRun
次の手順を実行すると、デフォルト サーバの local.properties ファイルと同期がとれないという問題が確認されています。
JRun をインストールする。 Admin サーバの稼働時にデフォルト サーバの local.properties ファイルを変更して保存する。 JMC へ移動してデフォルト サーバのプロパティを変更する。local.properties ファイルへの手作業による変更内容が上書きされる。
この問題が起きるのは、最初のインストールの直後だけです。Admin サーバの再起動後には発生しません。
EJB サンプルで使用される make deploy コマンドによって、サンプル固有の deploy.properties ファイルがサンプルのディレクトリからデフォルト サーバの /deploy ディレクトリにコピーされます。これにより、JMC によって deploy.properties ファイルに加えられた過去の変更内容はすべて上書きされます。EJB の開発に着手したら、/deploy/deploy.properties が上書きされないように確実な手段を講じる必要があります。具体的には、make deploy コマンドを無効にして、別個の JRun 開発サーバを作成することなどが考えられます。
JRun JMS の機能には次の制限事項があります。
JMC は、キューおよびトピックの管理をサポートしません。キューおよびトピックを管理するには、『JRun によるアプリケーションの開発 』で説明されているようにプロパティ ファイルを使用します。 ロール バック メッセージが時折表示されます。 メッセージ セレクタ サポートで利用できるのは単純式だけです (=、>=、<=、<>、And、Or、Not)。 メッセージ セレクタ サポートは、LIKE、IN、NOT NULL などの高度な演算子では利用できません。
これらの制限事項については、早急にパッチを公開して対処する予定です。パッチが利用可能かどうか、Allaire JRun DevCenter で確認してください。
Adminサーバの admin-event.log に 以下のJavaエラーが頻繁に出力される。
invalid for app: [java.lang.NumberFormatException: ]
java.lang.NumberFormatException:
Adminサーバ自体に問題はありません。この問題は、SP2で解決される予定です。
確認されている問題点 : UNIX および Linux
UNIX と Linux で確認されている問題点は次のとおりです。
確認されている問題点 : Windows
Windows でのみ確認されている問題点を次に示します。
バグ 16920 - インストール プロセスを開始する場合、[カスタム] オプションを選択して処理を続行し、インストール プロセスのウィンドウに戻って選択対象を [完全] に変更しても、最初に選択したカスタム オプションがインストールされます。その結果、JRun Demo と EJB サンプルがインストールされないケースがよく起こります。
バグ 16960 - Windows 98 環境で JRun をアンインストールしても、[スタート] メニューに JRun 3.0 のオプションが残ります。ただし、このオプションに続くプログラム項目は削除されます。 Internet Explorer 4.0 で接続ページの特定のリンクをクリックすると、JScript エラーが表示されることがあります。
バグ 16978 - Windows NT または Window 98 で German ロケール (de_DE) を使用するように設定している場合、JRun サーバを起動できなくなり、起動時に例外が発生します。
バグ 16994 - Windows 95 では、EJB サンプル 4a および 4b で makew start2 を実行できません。サンプルは、エラー "Access denied (アクセスが拒否されました)" を返します。この問題を回避するには、makew start2 の代わりに makew starta や makew startb を使用します。
Internet Explorer 5.0 の特定のバージョンで、『JRun によるアプリケーションの開発 』の PDF ファイルが Doc Home ページから正しく開けないことが確認されています。このマニュアルを開くには、Explorer の起動後、<JRun のルート ディレクトリ> \docs\pdf に移動し、devapp.pdf をダブルクリックします。
JRun Version 3.0 のアンインストール時に、InstallShield によって [ロックされたファイルの検出] ダイアログ ボックスが表示されます。これは、JRun の中心的なコンポーネントをインストールした後に追加されたファイルがあるのを InstallShield が検出したことを示します。中心的なコンポーネントとは、通常 .war ファイルとしてインストールされ、別個のインストール プロセスで配置される JRun Web アプリケーションです。InstallShield は後から追加されたファイルを自動的に削除することはできません。必要に応じて、アンインストール プロセスの終了後、これらのディレクトリとファイルを手作業で削除します。
日本語に関する制限事項
JRun管理コンソールでは、一部の機能で日本語を扱うことができません。
以下の機能では、半角英数字をご使用ください。
「JMCユーザの管理」 - ユーザ名、およびパスワード
「JDBCデータソース」 - データソースの名前
Windows版のNetscapeブラウザでは、JMC設定ツリー内での、日本語の表示が正しく行われません。Windows版のJMCユーザーは、 Internet Explorerをブラウザとして使用してください。UNIX上では、この問題はありません。
JRun 関連マニュアル
マニュアル セット
JRun のマニュアル セットには次のものがあります。
『JRun セットアップ ガイド 』 - JRun のインストール手順の説明のほか、JMC の使用法についても記載されています。 『JRun によるアプリケーションの開発 』 - JRun の概念のほか、JSP、サーブレット、および EJB のプログラミング情報について説明します。カスタム タグ ライブラリ用のタグ ハンドラのプログラミングについても扱います。さらに、配置情報についても記載されています。 『JRun サンプル ガイド 』 - JRun のサーブレット、JSP、カスタム タグ、および EJB サンプルの使用方法について説明します。 『Allaire ClusterCATS の使用 』 (JRun エンタープライズ版のみ) - Allaire ClusterCATS のインストール情報と使用情報が記載されています。このマニュアルのオンライン版は、Allaire ClusterCATS のインストール ディレクトリに格納されています。 『JRun 拡張設定ガイド 』 (Allaire の Web サイトからのみ入手可能) - JRun の詳細な使用情報が記載されており、上級の開発者、ISP、および ISV に最適です。
PDF 形式による JRun のオンライン マニュアルは <JRun のルート ディレクトリ> /docs/dochome.htm ページから入手できます。Windows ユーザは、[スタート] メニューにある JRun 3.0 の [JRun Documentation] 項目からこのページにアクセスできます。
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マニュアルに関する問題
接続プールのタイムアウトおよび間隔の既定値
初期の JRun 3.0 のマニュアルでは、『JRun セットアップ ガイド 』に記載されている接続プールのタイムアウトおよび間隔の既定値に誤りがありました。正しい値は次のとおりです。
SnoopServlet
『JRun によるアプリケーションの開発 』のサンプル コードには、SnoopServlet が頻繁に使用されています。JRun 3.0 の完成直前に、SnoopServlet を含むすべてのサーブレットは、セキュリティ上の理由で既定の Web アプリケーションから削除されました。したがって、当マニュアルのサンプル コードをそのまま使用することはできません。
『Developing Applications with JRun 』のサンプルを試したい場合は、デモ Web アプリケーションから実行するか、SnoopServlet.class を <デモ アプリケーション ルート> /WEB-INF/classes から <既定のアプリケーション ルート> /WEB-INF/classes にコピーします。
SnoopServlet.class を既定のアプリケーションに移動する場合、そのアプリケーションを実稼働させる前に SnoopServlet.class を削除します。
EJB サンプル
データベースへのアクセスを行う EJB サンプルを実行するには、テーブルを定義し、deploy.properties ファイルでプロパティを設定する必要があります。
定義するテーブルの詳細については、<JRun のルート ディレクトリ> /samples ディレクトリにある oracle.sql または sqlserver.sql を参照してください。
JDBC-ODBC ブリッジでは、source1.ejipt.sourceURL プロパティを指定し、他のデータベースのプロパティに適切にコメントを追加または削除します。
JDBC ネイティブ ドライバでは、source1.ejipt.sourceDriverClassName プロパティを指定し、他のデータベースのプロパティに適切にコメントを追加または削除します。