JRun Version 3.1 リリース ノート

最終更新日: 2001 年 5 月 10 日


このリリース ノートには、JRun Version 3.1 についての情報が記載されています。


JRun Version 3.1 の新機能

Version 3.1 には、次のような新しい機能があります。

J2EE 準拠およびシングル サインオン サポートについての詳細は、『JRun Version 3.1 機能および移行ガイド』 を参照してください。このマニュアルは、文書のホーム ページ JRun_rootdir/docs/dochome.htm からも入手できます。

J2EE 準拠

JRun Server 3.1 は、J2EE に準拠しています。このリリースにより、JRun Server は、Sun Compatibility Test Suite (CTS) に 100% 合格し、J2EE 1.2 仕様への準拠が確定されました。

SSL サポート

Secure Sockets Layer (SSL) は、インターネット上でメッセージを送受信する際のセキュリティを制御するために一般に使用されているプロトコルです。JRun 3.1 では、JRun Web サーバ上で SSL がサポートされ、このサポートを JMC で確認できます。 これにより、安全性の高い Web アプリケーションを作成できます。

メモ: JRun 3.1 の SSL 機能は、ブラウザと JRun のビルトイン Web サーバ間のソケットの安全性を高めます。 JRun 3.1 では、ネイティブの Web サーバ間のソケットの安全性を高まるわけではありません。 たいていの市販の Web サーバには、このようなプロトコルがすでに付属しているため、JRun で提供する必要はありません。 (Apache は例外で、SSL モジュールを追加するか、またはすでに追加して販売しているベンダから Apache を購入する必要があります)。 ネイティブの Web サーバと JRun コネクタ間のソケットでは、SSL がサポートされていないことに注意してください。

SSL についての詳細は、Stephen Thomas 著の 『SSL and TLS Essentials』(Wiley Computer Publishing, 2000) を参照してください。

各 Web サーバ用の SSL チュートリアルを含むオンライン リソースは、http://www.verisign.com で提供されています。

また、以下のサイトで、詳しいテクニカル情報にアクセスできます。

シングル サインオン

JRun 3.1 では、ユーザ名およびパスワードの組み合わせによってユーザを認証するアプリケーションを作成し、その認証をサーブレット、JSP、EJBに渡って使用できるようにできます。これは主要機能であり、『JRun Version 3.1 機能および移行ガイド』 に記載されています。

JRun Developer 版での JDBC ドライバ

JRun 3.1 Developer 版 では、JRun 同梱の JDBC type 4 ドライバを使用したデータベース接続がサポートされるようになりました。前バージョンでは、この機能は Advanced 版および Enterprise 版のみで提供されていました。

JSP で記述する JSP カスタム タグ

JRun 3.1 では、JSP で記述する JSP カスタム タグがサポートされました。この技術により、タグ ハンドラ クラスとタグ ライブラリ記述子 (TLD) ファイルではなく、JSP で記述することによってカスタム タグを構築できます。この機能については、『JRun によるアプリケーションの開発』 に記載されています。

Web アプリケーションの動的な公開と更新

JRun 3.1 では、Web アプリケーションの動的な更新と自動的な公開を実行する機能が加わりました。 これは、使いやすさを高めるための主要な機能で、以下のような操作を実行できます。

ホット デプロイおよびオート デプロイを有効にしておくと、Web アプリケーションに変更を加えたり、新規の Web アプリケーションを加えたりしても JRun サーバを再起動する必要はありません。 ただし、JDBC データ ソースの追加など、サーバレベルの変更があった場合には、JRun サーバを再起動する必要があることに注意してください。

メモ: 本番環境ではこの機能を無効にしておくことを推奨します。

JRun 3.1 で既定の Web サーバおよびアプリケーションでは、以下のように設定されています。

ホット デプロイ

global.properties および local.properties ファイルの次のプロパティで動的公開機能を制御します。

変更されたファイルが WAR ファイルの場合、JRun では以前に定義されたルート ディレクトリおよび URL マッピングで Web アプリケーションが再公開および再起動されます。 変更されたファイルが WAR ファイルでない場合、JRun により Web アプリケーションが再起動されます。

オート デプロイ

global.properties および local.properties ファイルの次のプロパティで動的公開機能を制御します。

WAR ファイルを自動的に公開すると、拡張子を除いた WAR ファイル名を使用して Web アプリケーション名と URL マッピングが作成され、WAR ファイルを /servers/サーバ名/Web アプリケーション名 ディレクトリに展開します。 たとえば、newapp.war を default サーバの公開ディレクトリのルート レベルに追加した場合、次の項目が作成されます。

WAR ファイルを公開ディレクトリのサブディレクトリに格納することにより、JRun が作成するディレクトリ構造を制御することができます。たとえば、WAR ファイルを deploy/accounting/payroll.war に保存した場合、 accounting-payroll という名前の Web アプリケーション が /accounting/payroll という URL マッピングで作成されます。

JSP カスタム タグ ハンドラのキャッシュ

JRun 3.1 では、タグ ハンドラ オブジェクトをキャッシュすることにより JSP カスタム タグのパフォーマンスが向上しました。 タグ ハンドラの開発者は次の点に留意する必要があります。

CMP finder メソッドへのパラメータのサポート

JRun 3.1 では、EJB finder メソッドへのパラメータをサポートしています。JRun 3.0 では、 EJB finder はこの情報を Bean インスタンス フィールドからのみ入手できました。今回から 次のように CMP Bean の SQL で指定されたパラメータを渡す findBy メソッドを呼び出すことができるようになりました。

select key from table where value >?1 and value < ?2

?1 および ?2 は、findBy メソッドへの引数の 1 番目と 2 番目を表します。

JSPC の強化

JSPC は、Web サーバのコンテキスト外でJSPをコンパイルするのに使用するコマンドライン ツールです。JSPC コンパイラを使用すると、JSP の要求により、JRun でコンパイルするのではなく、コマンドラインから JSP を明示的にコンパイルできます。

JRun 3.1 では、JSPC 構文に修正が加えられました。新しい構文は次のとおりです。

java [-classpath classpath]
  JSPC 
  -j jrun_root_dir
  -s server
  -a web_application_name
  [-webroot path_to_web_root] 

  [-vghn]
  [-d output_directory] 
  [-compiler "compiler_spec"] 
  JSP_path

classpath - (オプション) java コマンドへのクラスパスを指定します。コマンドライン、または CLASSPATH 環境変数を使用することにより指定できます。クラスパスで次のパスを指定してください。

コンパイラによっては、JDK に含まれる追加ファイルを指定する必要がある場合があります。

追加パラメータは次のとおりです。

j - JRun ルート ディレクトリを指定します。

s - サーバ名を指定します。

a - Web アプリケーション名を指定します。

webroot - (オプション) Web アプリケーションのルート ディレクトリへのフル パスを指定します。 この引数は、Web アプリケーション use-webserver-root プロパティが true に設定されている Web アプリケーションに必要です。 -w と略すこともできます。

v - (オプション) Specifies to display the name of each JSP file as the JSPC compiles it.

g - (オプション) デバッグ メッセージを表示するように指定します。

h - (オプション) JSPC コンパイラ ヘルプ メッセージを表示するように指定します。

n - (オプション) 対応する .class ファイルよりも新しい JSP のみをコンパイルするように指定します。

d - (オプション) JSPC コンパイラに出力 .class および .java ファイルを記述させる場所を指定します。既定では、このディレクトリは現在使用しているディレクトリに設定されます。たいてい、 Web アプリケーションのディレクトリ構造内の WEB-INF\jsp を指定します。

compiler - (オプション) コンパイルに使用するコンパイラおよびコンパイラの設定を含む括弧で囲まれた文字列を指定します。このパラメータを削除した場合、処理中の JSP は Sun javac コンパイラでコンパイルされます。たとえば、次のようになります。

java JSPC -compiler "javac -nowarn -classpath %c -d %d %f" ...
  または
java JSPC -compiler "jvc /cp:c %c /dest: %d %f" ...

JSP_path - -a パラメータで、Web アプリケーションに相対するファイルシステム上での JSP の物理パスを指定します。スペースで区切ることにより、複数のファイルを指定することもできます。 複数のファイルを指定するのに、ワイルドカード シンボルを使用することもできます。 -a および JSP_path で指定されたディレクトリの組み合わせでコンパイルされる JSP を指定します。 たとえば、-a が c:\myapps\store にある Web アプリケーションで、コンパイルする JSP が c:\myapps\store\my.jsp の場合、このページの JSP_path は my.jsp です。 複数の JSP をコンパイルする場合、JSP_path にワイルドカード シンボルを使用することができます。

メモ: JSPC コンパイラを使用して use-webserver-root プロパティが true に設定されている Web アプリケーションを処理する場合、 -webroot 引数を指定する必要があります。たとえば、JRun サーバの既定のアプリケーションでは、 use-webserver-root が true に設定されています。 詳細は、『JRun でのアプリケーションの開発』 の第 10 章を参照してください。

新規のサンプルと改良されたサンプル

JRun Version 3.1 では、サンプルのセットが強化されました。以前のようにサンプルは、 default サーバ上で実行され、JMC のようこそページからアクセスすることができます。サンプルの改良点は次のとおりです。

JRE version 1.3 の同梱 (Windows バージョン)

Windows バージョンの JRun 3.1 には Java ランタイム環境 (JRE) の version 1.3 が同梱されています。 たいていの場合、お使いのコンピュータには JDK の一部として JRE がインストールされていますが、インストールされていない場合には JRun のインストール時に JRE をインストールできます。

メモ: 1.3 JRE には、Windows NT/2000 のユーザ ログオフ時に NT サービスとしてインストールされたJRun サーバを停止させるバグが含まれています。JRun サポート チームによりこの問題を回避する Knowledgebase article (http://www.allaire.com/Handlers/index.cfm?ID=19697&Method=Full) が作成されていますのでご利用ください。


最新情報

JRun に関する最新情報は次のとおりです。

JRun タグ ライブラリのタグ属性の追加

JRun タグ ライブラリ getmail タグに、次のような属性が追加されました。この情報は 『JRun タグ ライブラリ リファレンス』 には記載されていません。

overwrite
オプション; java.lang.String
電子メールの添付ファイルが、同じファイル名の別の添付ファイルにより上書きできるかどうかを指定します。 電子メールの添付規定値は false です。
 
attachpath
オプション; java.lang.String
電子メールの添付ファイルが格納されるディレクトリ パスを指定します。既定は、アプリケーション サーバの使用中のディレクトリです。
 
JRun タグ ライブラリ servlet タグに、次のような属性が追加されました。この情報は 『JRun タグ ライブラリ リファレンス』 には記載されていません。
uri
オプション; java.lang.String
クエリ文字列で呼び出されるサーブレットを指定します。このコード属性は、サーブレット名の指定にのみ使用します。

JSP 用の Jikes コンパイラの同梱

JRun 3.1 の最終リリースには、JSP のコンパイル用に Jikes コンパイラが同梱されています。 JRun 3.1 のベータ バージョン (英語版) には Jikes が含まれていませんでした。

ログ記録用のスクリプトレットの構文の変更

JRun 3.0 JSP スクリプトレットでは、 application.log("log text") または log("log text") のどちらかをコーディングすることによりログ記録を行うことができましたが、 JRun 3.1 では、application.log("log text") をコーディングする必要があります。接頭辞のない log は今回からサポートされていません。


JRun Version 3.1 への移行について

サーブレットおよび JSP に関する移行の問題はあまり見当たりませんが、 EJB 関連の移行問題は多数あります。詳細は、『JRun Version 3.1 機能および移行ガイド』 を参照してください。このガイドは JRun_rootdir/docs/dochome.htm ページからアクセスできます。


JRun 3.1 のインストールの手順

JRun 3.1では、完全に新規のインストールが必要です。同じサーバで JRun 3.0 と JRun 3.1 を実行したり、同時に実行することができます。JRun 3.0 がインストール済みで、実行中でも JRun 3.1 をインストールできますが、次の問題が生じます。

メモ: (EJB ユーザのみ) ejb.classServerPort および ejb.HomePort には、一意のポート番号が生成されません。JRun 3.0 と JRun 3.1 の両方で EJB を使用する場合、手動で一意のポート番号を設定してください。この際、admin サーバと default サーバ用に local.properties ファイルで ejb.classserver.port および ejb.homeport 用に一意のポート番号に修正する必要があります。

メモ:JRun 3.1のインストール後に JDK 1.1.8 から JDK 1.2 以降に更新する場合 JRun_rootdir/lib/global.properties ファイル内の javaargs プロパティから次のエントリを削除する必要があります。

-Djava.naming.factory.initial=allaire.jrun.ContextFactory

Windows インストール ファイル名:

UNIX および Linux インストール ファイル名:

このセクションでは、次の項目について説明しています。

Windows インストール

JRun インストールについての詳細は、『JRun セットアップ ガイド』 を参照してください。

JRun 3.0 がすでにインストールされている場所に JRun Version 3.1 をインストールしようとすると、JRun をまずアンインストールするように要求されます。 それからコンピュータを再起動してください。

Windows のコンピュータに JRun Version 3.1 をインストールするには、次の手順に従ってください。

  1. インストールの終わりにコネクタ ウィザードを実行する場合には、Web サーバを停止します。
  2. 現在実行中の Windows アプリケーションをすべて終了します。
  3. JRun インストール ファイル jrun-31-win-jp.exe を実行します。

    JRun スプラッシュスクリーンが表示されます。

  4. [インストール] セクションで、インストールするバージョンの JRun 3.1 をクリックします。

    EJB を公開するには、JDK (JRE のみではない) 1.2 以降が必要です。Sun JDK は、http://java.sun.com から入手してくだ さい。

    [JRun セットアップへようこそ] ウィンドウが表示されます。

  5. [次へ] をクリックします。

    [JRun ライセンス同意書] ウィンドウが表示されます。

  6. JRun ライセンス契約に同意する場合は [はい] を、インストールを中止する場合は [いいえ] をクリックします。

    [JRun 製品シリアル番号] ウィンドウが表示されます。

  7. Allaire から提供されたシリアル番号を正確に入力して、[次へ] をクリックします。

    JRun Developer 版または評価版をインストールする場合は、このフィールドは空 欄 (デフォルト) にします。 JRun の旧バージョンからアップグレードする場合は、 新しいシリアル番号を入力します。 その後、 旧 JRun バージョン 2.x のライセンス キーを入力するよう求められます。

    [JRun をインストールするフォルダ] ウィンドウが表示されます。

  8. JRun をインストールするフォルダを選択し、[次へ] をクリックします。

    [セットアップタイプ] ウィンドウが表示されます。

  9. インストールの種類を選択し、[次へ] をクリックします。

  10. (オプション) [カスタム] を選択した場合、必要な JRun コンポーネントを選択し、[次へ] をクリックします。[カスタム] 以外の場合には、次の手順に進みます。

    [プログラム フォルダの選択] ウィンドウが表示されます。

  11. JRun をインストールするプログラム フォルダ名を選択し、[次へ] をクリックしま す 。
  12. JRun は指定したファイルをインストールします 。 [JRun サービスをインストール] ウィンドウが表示されます。

  13. JRun サーバを自動的に起動するかどうかを選択して、[次へ] をクリックします。

    [JRun サービスをインストール] を選択した場合には、コンピュータを起動したときに必 ず JRun Admin サーバと JRun Default サーバが起動します。NT では、これらのサー バー は NT サービスとしてインストールされるため、ユーザ プロセスではなく、システム プロセスとして実行されます。 Windows 95/98 では、これらのサーバは、Windows レジストリで参照することが可能で、再起動すると自動的に起動します。 [JRun サービスをインストール] を選択しない場合には、JRun サーバはアプリケーションとして実行され、手動で起動する必要があります。

    [Java ランタイムの選択] ウィンドウが表示されます。

  14. Java の実行時環境を選択し、[ 次へ] をクリックします。

    JRun の Enterprise JavaBeans コンポーネントを使用するには、JRE バージョン 1.2.2 以降を選択する必要があります。

    JVM Advisor が表示されます。

  15. JVM Advisor 内の情報が正しいかどうかを確認して、[次へ] をクリックします。
  16. [JRun 管理コンソール] の管理ポートウィンドウが表示されます。

  17. JRun Web サーバ上にある JRun の管理 Web アプリケーションへのアクセスに使 用する一意のポート番号を入力し、[次へ] をクリックします。

    JRun Web サーバ (JWS) はこのポートで受信して、JRun 管理コンソール (JMC) へ のアクセスを行います。既定のポート番号は 8000 です。

    8100 か ら 8199 までのポート番号は選択しないでください。この範囲 のポートは、JRun によって、default JRun サーバの JWS に使用されます。

    [JRun 管理コンソール] のパスワード ウィンドウが表示されます。

  18. JRun 管理者のパスワード (admin) を入力および確認し、[次へ] をクリックします。

    パスワードにはスペースおよびアスタリスク (*) は使用できません。

    JRun インストーラで必要なディレクトリの作成およびシステム ファイルの設定が 完了すると、[製品情報] 画面が表示されます。

  19. オプションで、表示されたフィールドに、お客様の名前と電子メール アドレスを入 力します。 Java アプリケーション開発に関する情報や JRun に関するメールを受信 したい場合には、各チェックボックスを選択し、[次へ] をクリックします。

    [セットアップの完了] ウィンドウが表示されます。

  20. JRun と外部 Web サーバ (Apache や IIS など) との接続を設定するには、最初の ラジオ ボタンを選択し、[完了] をクリックします。 JRun 管理コンソールが起動し、 ログインするよう求めます。ログインすると、コネクタ ウィザードが表示されます。

  21. ログインおよび構成の終了については、『JRun セットアップ ガイド』 を参照してください。 このガイドは、 JRun_rootdir/docs/pdf ディレクトリにインストールされます。

  22. 外部 Web サーバを後から設定するには、2 つめのラジオ ボタンを選択 し、[次へ] をクリックします。 JRun 管理コンソールが開きます。

UNIX および Linux インストール

JRun インストールについての詳細は、『JRun セットアップ ガイド』 を参照してください。

JRun 3.0 がすでにインストールされている状態で JRun Version 3.1 をインストールしようとすると、JRun をまずアンインストールするように要求されます。それからコンピュータを再起動してください。

UNIX または Linux のコンピュータに JRun Version 3.1 をインストールするには、次の手順に従ってください。

  1. Web サーバを停止します。JRun を Web サーバに接続するには、この作業が必 要です。
  2. 目的の Java Runtime Environment (JRE) がマシンにインストールされていること を確認してください。 JSP/ サーブレットをサポートするには、JRE 1.1.6 以降が必要 です。EJB をサポートするには、 JRE 1.2 以降が必要です。Sun の JRE は、http://java.sun.com から入手してください。
  3. 次のコマンドを使用して、jrun-31-unix-jp.sh ファイル、JRun インストール シェル スクリプ トの実行許可を設定します:
    chmod 755 jrun-31-unix-jp.sh
  4. 次のコマンドを使って JRun インストール スクリプトを実行します。
    /bin/sh ./jrun-31-unix-jp.sh

    ライセンス契約を読むように求められます。

  5. Enter キーを押して、ライセンス契約の各ページを表示します。

    ライセンス契約に同意するよう求められます。

  6. 契約に同意する場合は y 、インストールを中止する場合は n を入力します。

    インストール先のディレクトリを入力するよう求められます。

  7. JRun をインストールするディレクトリを入力します。このマニュアルでは、この ディレクトリを JRun_rootdir と呼びます。 既定値は、/opt/JRun です。

    実行するインストールの種類を選択するよう求められます。 [Typical] または [Custom] のどちらかを選択できます。

    [Typical] を選択すると、すべてのコンポーネントがインストールされます。 [Custom] を選択すると、次のオプションから選択するよう求められます。

    1. Servlet and Java ServerPages
    2. Enterprise Java Beans and Java Message Service
    3. All
    
  8. インストールの種類を入力します。

    選択したインストールに必要なファイルがすべて解凍およびコピーされます。その 後 JRE または JDK ディレクトリへの絶対パスを入力するよう求められます。

  9. JRE/JDK の場所を指定します。 通常、JRE/JDK は /usr/java にインストールされま すが、システムによっては別の場所にインストールされる場合があります。

    JRE/JDK の 1.2 より前のバージョンを選択すると、JRun の Enterprise JavaBeans コンポーネントが正常に動作しません。

    ライセンス キーを入力するよう求められます。

  10. Allaire から提供されたライセンス キーを正確に入力します。

    JRun Developer または評価版をインストールする場合は、このフィールドは空欄 ( デフォルト) にします。 JRun の旧バージョンからアップグレードする場合は、新し いアップグレード キーを入力します。 その後、 旧 2.x のライセンス キーを入力する よう求められます。

    JRun 管理者のパスワードを入力するよう求められます。

  11. パスワードを入力します。パスワードにはスペースおよびアスタリスク (*) は使用 できません。

    ポート番号を入力するよう求められます。

  12. JRun Web サーバ上にある JRun の管理 Web アプリケーションへのアクセスに使 用する一意のポート番号を入力します。JRun Web サーバ (JWS) はこのポートで 受信して、JRun 管理コンソール (JMC) へのアクセスを行います。既定のポート番 号 は 8000 です。

    8100 か ら 8199 までのポート番号は入力しないでください。この範囲 のポートは、JRun によって、JRun default サーバの JWS に使用さ れます。

    Java アプリケーション開発に関する情報や JRun に関する通知を受信するかどうか を指定するよう、求められます。

  13. これらの情報を受信するかどうかを選択します。

    Yes と入力すると、お客様の名前と電子メール アドレスを入力するよう求められま す。.

  14. 名前と電子メール アドレスを入力します。

    JMC URL またはブラウザの demo URL を開くよう求められます。

  15. 構成を継続し、JRun を外部 Web サーバに接続するには、JMC の URL を開きま す 。

  16. ウィザードを実行するための説明は、『JRun セットアップ ガイド』 を参照してください。 このガイドは、 JRun_rootdir/docs/pdf ディレクトリにインストールされます。

JRun Version 3.1 で修正されたバグ

JRun Version 3.1 で修正された動作は次のとおりです。


確認されている制限事項

JRun Version 3.1 で確認されている問題点は次のとおりです。


JRun Version 3.1 についての文書

JRun Version 3.1 関連文書には次の項目が含まれます。

JRun 3.1 インストールにより、すべての JRun 3.1 関連文書がオンライン形式でインストールされます。JRun 3.1 には、『JRun 3.1 機能と移行ガイド』 および 『サンプル ガイド』 以外のすべての JRun 3.0 マニュアルが同梱されています。