プロパティ ファイルの概要

プロパティ ファイルには、JRun の構成情報の大部分が格納されています。JRun は、起動時にプロパティ ファイル内の値を読み取り、再起動されるまで、それらの値をメモリ内に保持します。JRun は最初に local.properties ファイルを読み込みます。

次の表では、プロパティ ファイルおよび JRun ディレクトリ ツリー内の各ファイルの格納場所について説明しています。
ファイル名
格納場所
説明
descriptions.
properties

¥lib¥
プロパティ ファイル内にある多くのオブジェクトの記述が格納されています。
global.properties
¥lib¥
最上位レベルの値が格納されます。このファイルの設定は、コンテナにあるすべての JRun サーバに影響を与えます。既定では、local.properties ファイルには global.properties の値が格納されます。
local.properties
¥servers¥サーバ名¥
JRun サーバごとのプロパティと、そのサーバ上のすべてのアプリケーションのプロパティが格納されます。
global.properties は、このプロパ
ティによって無効になります。
webapp.properties
¥servers¥サーバ名¥アプリケーション名¥WEB-INF¥
必要に応じて、Web アプリケーションのプロパティが格納されます。
local.properties および
global.properties は、このプロパティによって無効になります。JRun でこのファイルが作成されるのは、ユーザが JMC を使用してアプリケーション特有の設定値を設定した場合のみです。
jvms.properties
¥lib¥
該当する JRun のインストール先にあるすべての JRun サーバの名前と絶対パスの一覧です。
pass.properties
¥lib¥
JRun JMC ユーザのための暗号化パスワードと許可の設定が格納されます。
serial_number.
properties

¥lib¥
JRun のシリアル番号が格納されます。
users.properties
¥lib¥
Web アプリケーション ユーザと各ユーザのパスワードの一覧のほかに、グループへのユーザの割り当ておよびロールへのグループの割り当ての一覧が格納されます。
ejipt.properties
 
¥lib¥ 
EJB エンジンのホスト情報が格納されます。
deploy.properties
 
¥servers¥サーバ名
¥deploy
 
サーバ レベルのプロパティが格納されます。この情報は、Deploy ツールによって、公開する Bean、ホスト名、データ ソース、および最大接続数を決定するために使用されます。
bean_name.properties
 
Bean のインターフェ
イスおよび実装ディレ
クトリ
 
セキュリティおよび Bean の説明情報が格納されます。
Bean の XML 記述子ファイルにも同じ情報を格納できます。
default.properties
 
Bean のインターフェ
イスおよび実装ディレ
クトリ
 
この Bean の内容に関する情報が格納されます。