サンプル 10a は、JDK 1.1 と Java 2 クライアントによる EJB エンジンの使用を並行して示します。JDK 1.1 は複数 URL からの RMI クラスのロードをサポートしていないため、JDK 1.1 クライアントを使用する場合は、通常のステップ以外にいくつかの特別なステップがあります。
まず、サンプル 10a 用の deploy.properties
を見つけ、ホスト名にサーバ名を設定します。ejipt.isCompatible=true
プロパティに注意してください。このプロパティは、JDK 1.1 クライアント用の RMI スケルトンを生成する EJB エンジンを設定します。
コマンド プロンプトを開いてシェルを開始します。JRUN_HOME
環境変数を設定してから、/sample10a
サブディレクトリに移動して次のコマンドを入力します。
bash$ make jars
bash$ make deploy bash$ make standalone
ここでクライアント マシンに接続し、/sample10a
という名前のディレクトリを作成します。次のファイルをサーバからクライアント上の /sample10a
ディレクトリにコピーします。
/samples/sample10a/sample10a_client.jar
/servers/default/runtime/ejipt_exports.jar
/lib/ejipt_client.jar
JRun 標準拡張/lib/ext/ejb.jar
Java 標準拡張/lib/ext/jta.jar
Java 標準拡張/lib/ext/jndi.jar
Java 標準拡張
クライアントでコマンド プロンプトを開き、作成したばかりの /sample10a
ディレクトリに移動します。クラスパスを次のように設定してください。
> set CLASSPATH=sample10a_client.jar;ejipt_exports.jar;
ejipt_client.jar; ejb.jar;jta.jar;jndi.jar;C:\jdk\lib\classes.zip
次のコマンドを使用してクライアント アプリケーションを起動します。host
は、必ず deploy.properties
で指定した名前に設定してください。
> java Client1_1 host chief pass
saver1 または spender1 ユーザ ID でクライアントを実行すると、追加の認証処理が示されます。クライアントはサーバに接続し、100 を保存するために save
メソッドを呼び出し (繰り返し回数 10)、100 を使用するために save
メソッドを呼び出します (繰り返し回数 10)。make run
を使用して Java 2 ベース クライアント用のアプリケーションを起動することもできます。