JRun Studio 入門
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第 12 章 : プロジェクトの公開
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公開ウィザードの実行
公開ウィザードを使うと、次の作業を実行することができます。
- 1 台以上のホスト サーバにプロジェクトを直接公開する。
- 公開スクリプトを記述する。スクリプトを記述する利点は、タスクをスケジューリングしたり、ファイル圧縮やカスタム ログ記録などの追加タスクを実行できることです。
プロジェクトの直接公開
プロジェクトを直接公開する場合、ファイルはホスト サーバにコピーされます。
サーバ リストの公開サーバが自動的に選択されます。[ファイル] パネル内のマッピング先のリモート サーバもこのリスト内に含まれます。このサーバ リストのいずれのサーバにもプロジェクトを公開できますが、公開サーバに関する情報だけは、そのプロジェクトの .apf ファイル内に保存されます。
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ローカル ホストにプロジェクトを直接公開するには
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- [プロジェクト] パネル内で、公開するプロジェクトを開きます。
- [プロジェクト] メニューから [公開ウィザード] を選択します。
[公開ウィザード] ウィンドウが表示されます。
- [直接公開] をクリックして [次へ] をクリックします。
- [ローカル/ネットワークの公開] をクリックします。
- [次へ] をクリックし、[終了] をクリックします。
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リモート サーバにプロジェクトを直接公開するには
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- 以上のステップ 1 〜 3 を実行します。
- [リモート RDS/FTP の公開] をクリックして [次へ] をクリックします。
- 公開先サーバを選択して [次へ] をクリックします。
- [終了] をクリックします。
結果ウィンドウの [公開] タブが開き、ファイル転送の進行状況が表示されます。
公開スクリプトの使用法
いつでも実行できる公開スクリプトを記述することができます。スクリプトの最大の利点は、一度スクリプトを生成すると、カスタム コードを使って変更し、保存できることです。
公開スクリプトは、Allaire VTOM (Visual Tools Object Model) をベースにしており、JScript または VBScript で記述することができます。詳細については、オンライン ヘルプ参照の「Visual Tools Object Model の作成」を参照してください。
次の 3 種類の公開スクリプトを記述することができます。
- [プロジェクト項目巡回スクリプト] は、ネスティングされた一連のループ (反復) を実行してファイルを個別にアップロードするスクリプトを生成します。各サーバ、各フォルダ、さらに各ファイルの全体に対して、スクリプトが反復実行されます。アップロード時に独自の機能を追加するためのコードをループ間に挿入することができます。
- [ファイル単位での公開スクリプト] は、各プロジェクト ファイルを個別にアップロードするスクリプトを生成します。[ファイル単位での公開スクリプト] を使ってファイルをアップロードするときは、プロジェクトが開き、各ファイルが個別にアップロードされます。
- [プロジェクト単位でのアップロード スクリプト] は、プロジェクトの直接公開と同じ機能を持つスクリプトを生成します。[プロジェクト単位でのアップロード スクリプト] を使ってアップロードするときは、プロジェクトが開き、アップロードされ、閉じます。
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公開スクリプトを記述するには
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- スクリプト生成の対象とするプロジェクトを開きます。
- [プロジェクトをアップロード] ボタンをクリックするか、または[プロジェクト] > [公開ウィザード] を選択します。
[公開ウィザード] ウィンドウが表示されます。
- [スクリプトによる公開] をクリックして [次へ] をクリックします。
- [タスク名の公開] ボックス内にスクリプトの名前を入力します。
- [スクリプト言語オプション] から VBScript または JScript を選択します。
- [ファイルにスクリプトを保存] ボックス内に、そのスクリプトについて、プロジェクト名をベースにしたパス名が自動的に入力されます。新しいパス名を入力するか、または [ブラウズ] ボタンをクリックして [名前を付けて保存] ダイアログ ボックスを使ってパス名を変更することができます。
- [エディタ] ウィンドウにスクリプトを表示する場合は、[生成されたスクリプトをエディタで開く] を選択します。
- [次へ] をクリックします。
- 記述するスクリプトの種類を選択して [次へ] をクリックします。
- 保存先、ファイル、およびログ記録オプションを選択して [次へ] をクリックします。
- [終了] をクリックしてスクリプトを生成します。
スクリプト ファイルは、JRun サーバのアプリケーション ルート フォルダに保存され
ます。
公開スクリプトの管理
スクリプトの編集、スクリプトの実行、およびスクリプトのプロパティの削除を行うには、公開スクリプト ノードを展開してスクリプトを右クリックします。
公開結果の保存
[ビュー] > [結果] > [公開] を選択することによって、最新の公開結果をレビューすることができます。
公開が成功するたびに、結果ウィンドウの内容は上書きされます。ただし、情報は、ルート ディレクトリの公開ファイル (.log ファイル) 内に追加されます。このファイルは時間がたつにつれて大きくなるので、必要に応じてサイズを小さくしてください。
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