フォルダ レベル公開の設定

フォルダ レベルの公開によって柔軟性が高くなりますが、詳細な手順が必要です。プロジェクト フォルダの [プロパティ] ダイアログ ボックスを開くと、[公開] タブで次のオプションを選択することができます。

[親のフォルダからの相対位置で公開] オプション

[親のフォルダからの相対位置で公開] オプションを設定すると、JRun Studio は、その親フォルダ、すなわちプロジェクトを基準にした場所にフォルダを公開します。例は次のとおりです。

親フォルダ : MyDirectory\ParentFolder

子フォルダ : MyDirectory\ParentFolder\ChildFolder

親フォルダの公開場所が ServerDirectory/ParentFolder の場合、子フォルダの公開場所は ServerDirectory/ParentFolder/ChildFolder となります。子フォルダのパスは自動的に計算されます。

プロジェクト フォルダはルートであり、親を持たないので、プロジェクト レベルの公開で [親のフォルダからの相対位置で公開] オプションを利用することはできません。

[公開位置を指定] オプション

[公開位置を指定] オプションを使うと、JRun Studio が公開するフォルダの正確なパスを入力することができます。

この場合、[ブラウズ] ボタンを使って公開場所を設定することをお勧めします。パス名を手作業で入力する場合は次のルールに従ってください。

通常、入力するパス名にはホストのサーバ名を含めないでください。これは、公開ウィザードを使って公開先のサーバを選択する際、パスにサーバ名が自動的に追加されるためです。

[アップロードしない] オプション

[アップロードしない] オプションは、フォルダとその内容が公開時に無視されるように指定します。このオプションは、プロジェクト レベル公開で使うことはできません。

手順 フォルダの公開設定値を指定するには
  1. フォルダを右クリックし、[プロパティ] を選択します。

    [プロジェクトのプロパティを編集] ダイアログ ボックスが表示されます。

  2. [公開] タブをクリックし、公開オプションを選択します。
  3. [公開位置を指定] を選択した場合は、[公開パス] ボックスにその場所を入力します。
  4. [OK] ボタンをクリックします。

    以上の公開設定値がフォルダに適用されます。

ヒント : プロジェクト公開情報は、プロジェクト ファイル (.apf ファイル) に保存されます。.apf ファイルをプロジェクトと共にアップロードすることによって、同じ公開設定値を維持することができます。