Bean を公開し、JRun を起動した後は、クライアントからサーバーに接続できます。接続できない場合は、次の一覧を再確認して、インストールが正しく行われていることを確認します。
サーバーに接続するときは、クライアント VM に接続のアクセス権が必要です。このタスクを処理する最も簡単な方法は、-Djava.security.policy=
policyfile.policy
クライアントを起動するときのコマンドライン引数として指定することです。ポリシー ファイルの例については、『JRun サンプル ガイド』を参照してください。
JRun 以外の JAR ファイル (ejb.jar
、jdbc.jar
、jms.jar
、jndi.jar
、jta.jar
など) はすべて、標準拡張として JRun サーバーとクライアントの両方にインストールする必要があります。いずれかの JRun JAR ファイルを標準拡張として不用意にインストールすると、セキュリティ例外が発生します。JRUN_HOME/lib/ext
ディレクトリのファイルだけを標準拡張としてインストールするように注意してください。
サーバー側では、CLASSPATH 環境変数を空白のままにし、ejipt.jar
とコマンド ライン クラスパスのデータベース ドライバ JAR ファイルだけを使用します。
最新の ejipt_client.jar
をクライアントにコピーします。ejipt_client.jar
だけを、アプリケーションの クライアント JAR ファイルとともにクライアントのクラスパスに使用してください。なお、アプリケーションのクライアント JAR ファイルには、Bean のリモート インターフェイスおよびホーム インターフェイスが含まれている必要があります。
ほかの EJB エンジン JAR ファイル (ejipt_exports.jar
、ejipt_objects.jar
、default_xxx.jar
) は、コピーしたり操作したりする必要はありません。また、暗黙的または明示的にクラスパスに指定する必要もありません。これらの JAR ファイルは EJB エンジンによって自動的に内部検索され、ejipt_exports.jar
(スタブを含む) が接続時にクライアントにダウンロードされます。ただし、例外として、JDK 1.1 クライアントを使用する場合はこのルールが適用されません。JDK 1.1 クライアントを使用する場合の詳細な手順については、『JRun サンプル ガイド』の「JDK 1.1 クライアント」を参照してください。