Bean 情報は、プロパティ ファイルまたは公開記述子を使用して定義できます。通常、公開記述子は ejb-jar.xml
という名前が付けられ、JAR ファイルの META-INF
ディレクトリに保存される必要があります。JAR ファイル内にそのようなファイルが検出されると、EJB エンジンは Bean プロパティ ファイルまたは既定プロパティ ファイルではなく記述子を使用します。ejb-jar.xml
ファイルがない場合、EJB エンジンは Bean レベルのプロパティ ファイルおよび既定プロパティ ファイルを使用します。XMLベースの公開記述子で必要な要素の詳細については、EJB バージョン 1.1 仕様を参照してください。
メモ 本書の後半では公開記述子の使用法について説明します。ただし、公開記述子で行った 設定は Bean プロパティ ファイルでも行うことができます。Bean プロパティ ファイル の詳細については、『JRun 拡張設定ガイド』を参照してください。 |
公開記述子を定義する場合、次の例のように、env-entry
、env-entry-name
、および env-entry-value
要素を使用して EJB エンジンに固有のプロパティを含めます。
<env-entry>
<env-entry-name>propertyname</env-entry-name> <env-entry-value>propertyvalue</env-entry-value> </env_entry>
EJB エンジン固有のプロパティの先頭には、通常 ejipt
が付いています。env-entry
要素の例については、JRUN_HOME/samples/sample2a/Meta-inf/ejb-jar.xml
を参照してください。
内部で、EJB エンジンはすべてをプロパティとして保存します。公開済み Bean をロードするときに、EJB エンジンは公開済み Bean ごとに内部プロパティ リストを作成します。このプロパティ リストには、 java:comp/env
JNDI コンテキストを通じてアクセスできます。既定値は Bean のコンテナのプロパティ リストです。このメカニズムによって、それぞれの公開済み Bean の間ですべてのシステム/サーバー/コンテナ プロパティを読み取り専用で共有できます。