バージョン 0.92 からのアップグレード

バージョン 0.92 以降、JSP 仕様の大半は大幅に書き直されたか、変更されています。JRun 3.0 では JSP 1.0 仕様がサポートされています。このセクションでは、JRun 3.0 で実行できるように既存の JSP 0.92 ファイルをアップグレードするために必要な情報について説明します。

仕様への変更

JSP 0.92 仕様は次のように変更されました。

SSI タグは <%@ include ディレクティブに置き換えられました。
タグで大文字と小文字が区別されるようになりました。
標準タグは Java Platform の大文字と小文字の混在規則に従っています。
jsp:setProperty と jsp:getProperty が定義されました。
<SCRIPT> </SCRIPT> は <%!... %>に置き換えられました。
開始タグ、終了タグ、空白タグのように、タグは要素中の実際のタグを意味するだけになりました。用語要素とタグの使用方法は、HTML、XML、SGML などの使用方法と同じになりました。

仕様からの削除

次の項目は JSP 0.92 仕様から削除されました。

仕様で NCSA スタイルの SSI について明記されなくなりました。

仕様への追加

JSP 0.92 仕様には、次の項目が追加されました。

jsp:request アクション要素が追加されました。
静的なリソースを実行時に含められるようにするため、jsp:include アクション要素が追加されました。
jsp:plugin が定義されました。
バッファリングができるようになりました。
page ディレクティブで複数の属性が収集できるようになりました。page ディレクティブの extends 属性は、バージョン 0.92 で削除された機能に対応します。

JRun によるアプリケーションの開発
JSP のアップグレード