Java インターフェイスまたはクラスからの WSDL の生成

Java2WSDL ツールを使用して、Web サービスの基礎として使用する Java インターフェイスまたはクラスの WSDL ドキュメントを生成できます。Java2WSDL で WSDL ドキュメントを生成したら、WSDL2Java ツールを使用して、適切なプロキシおよびスケルトンコードを生成し、Web サービスのデプロイメントディスクリプタ情報を生成できます。詳細については、 「WSDL ドキュメントからの Java コードの生成」 を参照してください。

メモ:  クラスをデバッグ情報とともにコンパイルする場合、Java2WSDL はデバッグ情報を使用してメソッドパラメータ名を取得します。

Java インターフェイスまたはクラスから WSDL ドキュメントを生成するには

Java2WSDL のコマンドラインスイッチ

次の二重ダッシュ (--) またはダッシュ (-) バージョンのコマンドラインスイッチオプションを使用できます。
スイッチ
説明
--help、
-h
使用方法をプリントします。
--output、
-o <WSDL ファイル名>
出力される実装 WSDL ドキュメントの名前を示します。このオプションを指定すると、Java2WSDL はインターフェイスおよび 実装 WSDL ドキュメントを生成します。このスイッチを使用する場合は、Java2WSDL は --outputWSDLMode スイッチを
無視します。
--location、
-l
サービスの場所の URL を示します。スラッシュ
またはバックスラッシュの後の名前は、--service
値で書き換えられないかぎりサービスポートの名前です。サービスポートアドレスの場所の属性は指定された値に割り当てられます。
--service、
-s
サービス名を示します。指定されていない場合は、サービス名は --location 値から生成されます。WSDL バインディング、サービス、およびポート
要素の名前は、サービス名から生成されます。
--namespace、
-n <ターゲットネーム空間>
WSDL ドキュメントのターゲットネーム空間名を
示します。
--PkgToNS、
-p <パッケージ>=<ネーム空間>
パッケージとネーム空間のマッピングを示します。ネーム空間を持たないパッケージがあると、Java2WSDL は適切なネーム空間名を生成します。このスイッチは何回でも指定できます。
--methods、 
-m <メソッド名>
インターフェイスクラスで指定されたメソッドのみを WSDL ドキュメントにエクスポートします。
メソッドのリストはスペースかカンマで区切る
必要があります。このオプションを指定しないと、インターフェイスクラスで宣言されたすべての
メソッドが WSDL ドキュメントにエクスポート
されます。
--all、 
-a
Java2WSDL は拡張クラスを検証して、WSDL
ドキュメントにエクスポートするメソッドのリストを作成します。
--outputWSDLMode、
-w <モード> 
生成する WSDL のタイプを示します。使用できる値は次のとおりです。
  • All (デフォルト) インターフェイスと実装 WSDL
    コンストラクトの両方を含む WSDL ドキュメントを
    生成します。
  • Interface インターフェイスコンストラクトを含んでいる WSDL ドキュメントを生成します (サービス要素なし)。
  • Implementation 実装を含んでいる WSDL
    ドキュメントを生成します。インターフェイス WSDL は --locationImport スイッチを使用してインポートされます。
--locationImport、
-L <url>
実装 WSDL ドキュメントを生成するときに、
インターフェイス WSDL ドキュメントの場所を
示します。
--namespaceImpl、
-N <ネーム空間>
実装 WSDL ドキュメントのネーム空間を示します。
--outputImpl、 
-O <WSDL ファイル名>
指定された実装 WSDL ファイル名を出力します。
このスイッチを使用する場合は、Java2WSDL は --outputWSDLMode スイッチを無視します。
--factory、 
-f <クラス>
エキスパートスイッチによって Java2WSDL が拡張およびカスタマイズされます。
--implClass、
-i <impl-class>
Java2WSDL はメソッドパラメータ名を使用して WSDL メッセージ部分の名前を生成します。
メッセージ名は <class-of-portType> クラス
ファイルのデバッグ情報から取得します。クラスファイルがデバッグ情報なしにコンパイルされたり、<class-of-portType> がインターフェイスである
場合は、メソッドパラメータ名はありません。このような場合は、--implClass スイッチを使用して、
メソッドパラメータ名を取得する代替クラスを与えます。<impl-class> となるのは、実際の実装クラス、スタブクラス、またはスケルトンクラスです。
--exclude、 
-x <メソッド名>
WSDL ファイルへのエクスポートからスペースや
カンマ区切りのメソッドリストを除外します。
--stopClasses、 
-c <クラス名>
スペース区切りやカンマ区切りのクラス名リストで、--all スイッチを使用したときのクラス継承検索が停止されます。これにより、Java2WSDL は拡張クラスを調べて、WSDL ドキュメントにエクスポートする
メソッドのリストを判断します。