エンタープライズリソースアダプタのパッケージ

エンタープライズリソースアダプタでは、次の表のディレクトリ構造を維持している RAR アーカイブファイルに 1 つ以上のリソースアダプタを含めることができます。単独で、またはエンタープライズアプリケーションの一部としてエンタープライズリソースアダプタをデプロイできます。
ディレクトリ
説明
<リソースアダプタ
モジュール>
(RAR ルート)
Java パッケージ構造に合ったサブディレクトリに、META-INF ディレクトリおよびリソースアダプタクラスを格納します。
/META-INF
META-INF 標準 リソースアダプタデプロイメントディスクリプタ (ra.xml)、さらに必要に応じて JRun 固有のデプロイメントディスクリプタ (jrun-ra.xml) を格納します。デプロイメントディスクリプタの詳細については、弟 1 章、「J2EE モジュールの設定」を参照してください。

エンタープライズリソースアダプタモジュールをパッケージするには

  1. Java パッケージ構造に合ったサブディレクトリにリソースアダプタクラスファイルが含まれているステージングディレクトリを作成します。オプションで、ステージングディレクトリの JAR ファイル内にリソースアダプタクラスファイルをパッケージできます。このディレクトリをリソースアダプタディレクトリとして簡単に識別できるように、-rar で終わるステージングディレクトリ名を使用します。
  2. ステージングディレクトリで META-INF というサブディレクトリを作成します。
  3. META-INF ディレクトリにデプロイメントディスクリプタを置きます。デプロイメントディスクリプタには次のものがあります。
  4. デプロイまたは配布するためにリソースアダプタを準備するには、ステージングディレクトリの最上位レベルから次の Java jar ユーティリティコマンドを使用して RAR ファイルにディレクトリ構造をパッケージします。
    jar cvf <リソースアダプタモジュール>.rar 
    ここで、<リソースアダプタモジュール> はリソースアダプタモジュールの名前です。
    
  5. リソースアダプタモジュールをスタンドアローンモジュールとしてデプロイするには、RAR ファイルを JRun デプロイディレクトリにコピーします。デフォルトのデプロイディレクトリは JRun サーバのルートディレクトリ (<JRun のルートディレクトリ>/servers/<JRun サーバ>) です。JMC を使用すれば、デプロイディレクトリを追加または削除できます。JRun では、モジュールが自動的にデプロイディレクトリにデプロイされます。デプロイの詳細については、弟 3 章、「J2EE モジュールのデプロイ」を参照してください。
  6. リソースアダプタがエンタープライズアプリケーションの一部である場合は、「エンタープライズアプリケーションのパッケージ」を参照してください。