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導入事例 大手製薬会社 様

全国の営業社員向け研修にAdobe ConnectのWebセミナーを活用 
コスト削減と業務の効率化を実現

■導入の背景

当社はグローバルにビジネスを展開している製薬会社です。日本支社では千数百人の社員を抱えており、全国に営業拠点が存在します。
製薬業界は新薬の研究開発費が膨大なため、規模の優位性を求めた世界規模での統合や合併が行われています。国内でも、少子高齢化による社会保障費抑制に伴い、薬価の抑制や後発薬の普及により、新薬を製造販売するメーカにとって厳しい状況が続いています。当社としては、業務改革の一つとして営業力強化のための医薬情報担当者(以下MR)研修の変革を実施しました。従来の研修では、日本国内で新製品の販売を開始する際、日本支社の研修担当が全国のMRに新製品の情報提供と販売トレーニングを行うために各支部を訪問し、その地区の営業担当に対して数日間の集合研修を行ってきました。
このやり方では、各拠点に訪問する際の時間と、移動、滞在に費やすコストが負担となっていた他、訪問での研修では、全国の営業社員に新製品の情報を伝えるまでにタイムラグが発生してしまうことも課題となっていました。さらに、タイムラグを最小限に抑えるための人員配置など、体制の維持にも大きなコストがかかっていました。

■導入の決め手と効果

これらの課題を解消する為、Webセミナーシステムの導入に向けた検討を開始しました。 当社では、社内のコミュニケーションツールとしてマイクロソフト社のSkype for Businessを既に利用しておりましたが、Webセミナーでの利用では使い勝手が良くないことがわかった為、他の製品の導入に向け調査を行いました。
数ある製品の中でアドビシステムズのAdobe Connectの導入を決めたポイントは下記の通りです。

グループセッションが可能

当社の社員研修では、参加者同士で意見を出し合いながらセミナーを進めることを大切にしており、研修をオンライン化しても参加者同士のディスカッションができる環境は残したいと考えていました。
Adobe Connectでは小会議室機能を利用すれば、参加者を少人数のグループに分けて、グループ内でのディスカッションが可能なだけでなく、小会議室にホワイトボードが設置されている為、これまでの集合研修と同じようにグループ内で出た意見やアイディアをフリーハンドで記録していくことができます。また、小グループでのディスカッション後、グループ毎に記入したホワイトボードを参加者全員との共有も可能だったため、このグループセッション機能が導入の決め手の一つとなりました。従来の集合研修では、参加人数が多いとホワイトボードの文字が見えにくい等の問題がありましたが、Webセミナーでは各自のパソコンで他の参加者の意見を確認したり、その場でフィードバックをもらったりする事もできるので、以前より参加者同士の意見交換が活発になったのではないでしょうか。

シンプルかつリーズナブルな価格体系

当社のように頻繁に研修を行うユーザにとってはリーズナブルな価格だったことも導入のポイントとなりました。
指名主催者ライセンスでは1部屋に100人まで参加でき、初期費用や追加料金もかからず年額固定なので、安心して利用できます。

画面を自由にレイアウトできて使いやすい

当社の社員向けセミナーは、セミナー開催中の資料共有や資料への書き込み、投票、アンケート、チャット等、様々な機能を利用しながら開催します。
その為、セミナー内容に合わせて利用する機能を自由に配置し、使いやすい画面レイアウトにできる点が魅力でした。また、他のセミナーで利用したレイアウトのテンプレートは他のセミナーでも使い回せる為、セミナーの準備が効率化できています。

 

使いやすさを優先して会話には電話を利用

Webセミナーを検討し始めた頃、会話がしにくいとセミナーの効果に影響があるのでは、という懸念がありました。そのため一般的なWebセミナーではPCのVOIPを使って、ヘッドセットでコミュニケーションをとるケースが多いところを、当社では電話会議サービスとの連携オプションを使って、音声はあえて電話を利用しています。受講者との会話に電話を使うことで、円滑なコミュニケーションが行えています。

 

 

 

■導入の成果

Adobe Connectで研修を行うことで、当初の目的であるコストカット、時間の節約といった観点ではすぐに効果が出始めました。さらに研修の効果を検証することにより、PDCAサイクルの構築が可能になり、研修の質の向上にもつながりました。
また、社員の研修だけでなく顧客である医療従事者に対してAdobe Connectを使ってWebセミナーを開催したり、遠隔での営業活動など、研修以外の目的でも利用用途が広がっています。

■成果につながった理由

これまで当社では、様々な部署で他社のコラボーレーションツールを導入してきましたが、使い勝手の悪さや、使い方を理解していない等の理由から、そうしたツールを活用できていませんでした。その為、今回は外部のコンサルタントの協力を得ながら、ツール導入だけでなく、活用のためのトレーニングを徹底して行いました。
今回の導入にあたり、当社の研修担当はAdobe Connectのハンズオン研修を受けました。そこで、基本的な機能や使い方と、様々な機能を活用しながら効果的にWebセミナーを行うノウハウをコンサルタントから学びました。
また、実際の場面を想定したロールプレイング試験があり、ツールを十分に使いこなしながら、効果的なWebセミナーを行えるまでトレーニングを受けました。ハンズオン研修終了後、各々の研修担当者は自分の担当地域の営業社員に対する研修を開始しましたが、研修担当が十分なトレーニングを受けていた為、期待通りの効果を得ることができました。
また、コンサルタントの協力を得ながら、セミナーの活用状況やフィードバックを定期的に取得する体制を事前に構築することもできました。ツールの導入だけでなく、運用まで見据えた事前の準備をできたことが、現在の成果に大きくにつながったのではないかと考えています。

以上(2018年9月)

 

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