グラフの種類

それぞれのグラフには特徴があり、データを表現する際は、シチュエーションにあったグラフの選択が必要です。こちらでは GoodData で表現が可能な代表的なグラフの種類を、実際の活用イメージと併せてご紹介いたします。

折れ線グラフ (Line Chart)

折れ線グラフ (Line Chart) は時間経過に伴う指標の変化やステージ毎の進捗を表現するのに最も多く用いられます。
下の図では例では、4つのデータ系列に対して同一の時間軸での数値変動を表現しており、各データ系列には異なる色の線が使用されています。

面グラフ (Area Chart)

折れ線グラフ同様、面グラフ(Area Chart)は時間経過に伴う指標の変化を表現するのに用いられます。折れ線グラフと異なり、面グラフでは折れ線の下部に陰影が施され、より容易にデータが示す規模を比較できます。
下の図の例では、セールス・パイプラインにおける各ステージ別の商談数(予想される販売額)が表現されています。赤い折れ線が現時点の状態を表しているのに対し、灰色の折れ線が期初の状態を表しています。

積み上げ面グラフ

積み上げ面グラフは属性の上に属性が追加され構成層毎に重層化された面グラフです。
下の図の例では、最上位の折れ線 (売上総額を示します) だけに着目すると面グラフに類似します。各色分けされた層は製品ラインナップを構成する個々の製品の販売額を表します。

散布図 (Scatter Chart)

散布図 (Scatter chart)では縦軸、横軸が2つの指標に関する量や大きさ等を示し、データを点でプロットし表現したもので、2つの指標間の傾向を分析する際に用います。各データは2項目の量や大きさを示します。
下の図の例ではセールス・リードの年齢とスコアがどのように関連しているかをトラッキングするのに役立つスナップ・ショット・データが表示されています。

バブル・チャート (Bubble Chart)

バブル・チャートは散布図と近似しますが散布図に機能追加したものです。プロットされた円の大きさに縦横の軸に対する第3の指標の大きさの割合が設定されます。
下の図の例では、円の大きさは取引額の総額に対する割合が表わされています。

棒グラフ (Bar Chart)

棒グラフ (Bar chart) は非連続なデータの大きさをカテゴリー別に比較するのに用いられます。
下の図の例ではリード・ソースの種類毎に2種類の指標(→実収益と見込収益)が比較されています。

ウォーターフォール・チャート (Waterfall Chart)

ウォーターフォール・チャートは開始時点から終了時点までのある数量の変量を示します。実質的な変量は、構成する部分要素に細分化される形で表示されるのが典型的です。
下の図の例では、ある四半期におけるセールス・パイプライン (商談の合計額) における実質的な内訳の変化を、取引が成約した商談と失注した商談に分けて表示しています。最右端の棒は四半期末においてオープンな (クローズしていない) 商談の割合を示しています。

積み上げ棒グラフ (Stacked Bar Chart)

積み上げ棒グラフは棒グラフに類似していますが、各棒におけるカテゴリー毎の構成割合が色の違いによって一目でわかるように示されます。
下の図は、積み上げ棒グラフでは各販売担当者によって実行された営業活動の数を表現すると共に、営業活動の種類別の回数が色別に表現されています。

ブレット・チャート (Bullet Chart)

ブレット・チャート (Bullet charts) は棒によって実績を、ダッシュによって目標を示す事によって目標に対する進捗度合いをトラッキングする表現が可能です。
(下の図の例のように) 潜在的に可能な最大目標数量や最善の場合に達成可能な目標数量を示す為に淡い背景色の帯が加えられることもありますが、この帯は、満足な業績達成水準かそれを下回る水準かを判断する目安として用いられることもあります。

ファネル・チャート (Funnel Chart)

ファネル・チャート (Funnel charts) は積み上げ棒グラフに類似した描画表現で、例えばセールス・パイプラインの各ステージにおける見込顧客とリードの数をトラッキングするのに用いる、などが典型的な使用例です。

円グラフ(Pie Chart)

円グラフ (Pie Chart) は構成要素が全体に占める割合を可視化します。なお、構成要素同士を正確に比較することが目的である場合には注意を要します。各部分円やドーナツ円の相対的な大きさを正確に識別するのは困難な為、その際には棒グラフによる表現などをご検討ください。

ドーナツ型円グラフ (Donut Chart)

ドーナツ型円グラフ (Donut chart)は機能的には円グラフと同じですが、円の中心部が切り抜きされています。
円の中心部のスペースには、主要な関連指標のヘッド・ライン・レポートを表示させられるメリットがあります。

混合 (カスタム) チャート (Combo (Custom) Chart)

混合 (カスタム) チャートは棒グラフ、折れ線グラフ、面グラフの中から2種類のグラフを混合して作成したグラフです。各チャートは各軸に対して割り当てられ、それぞれ異なる単位やスケールを割り当てる事が出来ます。いずれのグラフも同じグラフの中に設定されます。
* 混合 (カスタム) チャートは他の種類のチャートと異なり、configurationペインを使用して混合されるまではレポート・エディターで変換可能なレポートの種類の一つとしてアイコンが表示されません。言い換えますと、混合 (カスタム) チャートは必ずあるひとつの種類のチャートから編集をはじめられ、2種類以上の指標に異なる視覚スタイルのグラフを割り当てる事によって混合 (カスタム) チャートになります。

GoodDataに関するご相談など、お気軽にお問い合わせください。

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